―黄昏時の夢・現代3―
なーんか最近、難しい名前のやつが多いような……。
〈現代〜高橋先生Side〜〉
―我、汝の弟君、エドワード様に主従の因果を結び、汝の全てを伝えきると正式に誓い、一生の守護を約束する。―
赤の海。
伝えきれていない。
君にまだ…。
「あなた、あなたっ!?」
声。心配している。
「んっ…」
ゆっくりベットから起き上がる。 そして気付いた。
身体中が汗でべったりだ…
「大丈夫?うなされてたんだよ、大輔…。」
「ん?…あぁ、うん。」
「無理してるんじゃない、今年は特に…?「大丈夫。心配してくれてアリガトウ盈。俺は大丈夫だよ…」」
何だったんだ、今の夢…。
なんだろ何故か、とても、………ナツカシカッタ?
「大輔、本当に大丈…「 大丈夫だって。それに今日からはバスケ部の朝練が、始まるし、新課程の所、…て言うか新単元に入るから休んではいられないよ」」
「そうかもしれないけど…大輔、顔色が悪いよ………「いつもだろ、朝は。」」
確かに大輔は朝方、いつも顔色が良くない。
「でもっ…!」
「起きるよ。準備しなきゃだから…あれ…駄目だ、なんか立てねぇ。うぉっ!」
「ほら!…今日は休め!」
日頃命令とは縁のない妻の命令。
…仕方なくだ。と言えば、聞えは良いが実際は、妻に逆らえなかった、水神中2年一組、担任・高橋大輔、バスケ部顧問は休むことを妻の命令により決定したのだった。
「嫌な予感…。」
曇った天気を見て呟いた。
「嫌な予感…。」と思った朝の時点で副担任の先生、小鳥遊那由多に注意を促していればその後の気苦労は減少したはずである。
。取リ返シハツカナイヨ。