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水銀少年  作者: 草野 冬綺
23/25

蔓延る蔦と黒猫の廃墟






【あなたに対して】



期待なんて

していないから


もう いいよ


落とした言葉


それが

凶器になるなんて

一滴足りとも

考えていなかったんだ







【死んで】



死んで

生まれ変わるなら


君にはもう

二度と関わりたくないな


君の耳許で

囁く







【レンガ】



レンガの家を建てたの


これからは

二人で一緒に暮らさない?


赤く小さな家


今にも

壊れてしまいそうに幸せ







【恐怖に震える】



本当は

何もかも 怖い


笑顔も

優しい言葉も


湧きいでるような

好意すら


今が良ければ

それだけに


怖くて恐くて仕方ないんだ


だから

最低の状態に陥った時


初めて 安堵の息を吐く







【鳥】



空をね

飛んでいたら

墜ちたんだ


誰かが投げたハンガーに

激突


まったく

なんて事をしてくれたんだ

恥ずかしくて

痛くて

気分は最悪


今日はもう疲れたよ

明日は一日休むとしよう










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