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鬼之櫻子  作者: 犬神八雲
22/31

第二十二話 向日葵

私事ですが、インフルエンザに罹患しました。

皆様もお気を付けください。

 灰色の狼は吹雪の中で、薄らと映る相手の姿に思わず動揺する。刀を構えていた黒い『天使』の姿が、自分の知っているそれとは異なっていた為である。

「……ハッ、どうしたサクラコ」

 血が染み付いた灰色のスーツを身に付けているパトソルチェは、目の前に立っている桜子に問い掛けた。

「……貴女には、分からないわ」

 桜子はしばしの沈黙の後に、その一言だけを返した。パトソルチェは呆れたような表情で髪を掻き上げながら、籠手を叩き付けて桜子の方へ脚を進めた。

 桜子はこちらに向かうパトソルチェに対し、刀を起こして対峙した。近付き合うと同時に、その速度も同様に上がる。

 桜子は身体を半身に構え、刀を真っ直ぐに振り下ろす。パトソルチェはそれを認めると、その刀を弾き飛ばし、捻るように拳を突き出した。桜子はそれを躱す為に、パトソルチェの腹部を蹴り上げて距離を取った。

 桜子は刀を再び振りかぶり、横に薙ぐ形で刀を振るった。パトソルチェはそれを弾くと、身長差を利用して桜子の頭を狙い拳を振り落とした。桜子は弾かれた刀の反動を利用しながら、手の内で刀を翻し、流れるように頭上を守る。

 『暈』同士が火花を上げながら擦れ合い、その拮抗から外れた瞬間、桜子とパトソルチェは互いに距離が出来た。

 パトソルチェはその拍子に、僅かに強くなった吹雪を感じた。たなびく背広の音を煩わしく思いながら、身体を前に傾け、脚に力を込める。

 桜子は凍る涙を拭う事なく、再び刀を持ち上げた。顔を襟巻きで隠し、長い睫毛に積もる雪を瞬きで落として、足を密かに前へ運ぶ。

 桜子は踵を浮かし、爪先で飛ぶように地面を蹴って進む。身体で刀身を隠しながら、相手との距離を縮めていった。パトソルチェは拳を握り締め、腰を緩やかに捻る。

 桜子は間合いに入った瞬間に、下から大きく刀を振り上げてパトソルチェとの距離を保った。そのままパトソルチェが姿勢を低くしながら、捻っていた腰を戻して拳を突き出した瞬間。桜子はそれを鍔で軌道を逸らして躱し切ると、その場にしゃがみ込んでパトソルチェの腹部を瞬時に斬り捨て、素早く彼女の背に回り込んだ。

 パトソルチェは腹部に斬られた痕があり、背後に桜子がいる事実から以上を察し、攻撃が当たらなかった事を理解する。

 桜子は刀を握り直し、パトソルチェの方へと向かう。再び間合いに入った、刹那。パトソルチェは刀を掴み取ると、刃を滑らせるようにしながら桜子の右手を掴み、1撃で指の骨を叩き折る。そのまま、桜子の腹部を蹴り上げ突き放した。

「ッ、った……」

 桜子は右手に割れたような強い痛みがあり、全く力が入らない事に気付く。これは厄介だった。刀を握る上で右手を潰されると、力の中心が無くなる為に、まともに握れなくなる。

「……はぁ」

 桜子はしばし考えた後、鞘から下緒を引き抜いた。下緒を咥えて右手に刀を置くと、そのまま右手に括り付けて固く結ぶ。形は右手と刀が一直線になっており、解けない限り刀が落ちないように細工した姿になっていた。桜子は左手を右腕ごと握り込む形で持ち、再びパトソルチェの方へ向かう。

 パトソルチェはそれを見ながら、驚いた表情を浮かべた。そのまま向かってくる桜子に対して腕を構え、右腕と同化した刀を受け止めようとした。——瞬間、桜子の刀が予想より遥かに重く、パトソルチェは身体が僅かに揺らいだ。

 桜子はそのまま真上へ振り上げて、頭上に刀を振り下ろす。パトソルチェはそれを見ると、両腕を組んでそれを受け止めながら、隙を見計らって後ろへ退いた。振動が残る籠手を見ながら、先程受けた攻撃について考える。

(なるほど。手首の融通が利かねェから真っ直ぐにしか降ろせないのか……だから有り得ない馬鹿力が出てるってトコだな)

 パトソルチェはそこから立ち上がり、首を動かしながら声に出した。

「要するに当たんなきゃ良い、距離を取ってりゃ良いって訳だな」

 桜子と対峙しながら、パトソルチェは顔前で腕を構える。桜子は左手を握る力を強くしながら、再びパトソルチェの方へと近付いて行った。桜子は八相に刀を構え、そのまま走り出した。パトソルチェは拳を握り込みながら、振り下ろされる刀を右手で弾き、腰の捻りを使って脚技を桜子に放つ。

 腰付近への低い蹴りは、体勢を崩すには手っ取り早く追撃もしやすい。パトソルチェは脚を内股にしながら蹴りを入れた——瞬間。桜子はそれを受けながらパトソルチェの左肩目掛けて刀を振り下ろした。パトソルチェは咄嗟に右手で刀を防ぎ、桜子に蹴りを入れた後、左手で桜子の頬を殴打する。

(……攻撃を当てる事に集中し始めたか? いや、火力頼りだから当てないと意味ねェのか……)

 パトソルチェは右手の籠手の動きを確かめながら、桜子に視線を合わせる。桜子は鼻から血を流しながらも、変わらず刀を上真っ直ぐに構えて、大きく一歩前進する。そのまま突進に近い速さで突っ込んだ。

 大きく振りかぶり、そのまま真っ直ぐに振り下ろされるであろう刀を、パトソルチェは見切る。左手を捻り、刀を弾く用意をしていると、桜子は刀を振り下ろした。

 パトソルチェが左手で掲げ受け止めようとした、その僅かな合間に、桜子は刀の軌道をずらして、パトソルチェの右肩に向けて刀を叩き落とした。

 肩の肉が切れ、じわりと血が滲み始める。鎖骨が振動で折れ、肩の骨にもヒビが入る感覚が走った。パトソルチェは失敗したと言わんばかりの表情で身体を退けるも、桜子は一歩踏み込んで、刀の向きを変える。そのまま、パトソルチェの右手を下から叩き、彼女の『暈』——右の籠手を破壊した。

 瞬間、パトソルチェは自身の力が著しく弱まった事を理解すると、舌打ちしながら叫んだ。

Бурятия(クソが)!!右に攻撃当ててたのわざとかよ!クソ右翼が!!」

 パトソルチェは青筋を立てながら、蹴り技で桜子の腹部を蹴り飛ばした。

 桜子は力の弱まったパトソルチェの蹴りを受け、僅かに後退しながらも、ようやく目的の一端が果たせた事に安堵する。

 桜子は刀を上に構え、再びパトソルチェに向かう。パトソルチェは左手のみで捌かざるを得なくなっており、桜子の攻撃を弾いた拍子で、胴体に隙を見せてしまった。

 桜子はその拍子に、そのまま、刀の切先を相手の腹部に突き刺す。パトソルチェの白いシャツに、円形の血が滲み始めた。刃は皮と肉を掻き分け、彼女の身体を貫通する。

「グッ……ォ、オオ!!」

 パトソルチェは口から血を零しながら、入り込む刃の痛みに耐えていた。桜子は悲痛な叫びを耳に入れながら、そのまま刀を引き切らんとした。その瞬間。桜子は一つに纏めた髪の毛を乱雑に掴まれ、首を上げさせられるような姿勢になった。そのまま、パトソルチェは歪んだ笑顔のまま、左手——まだ『暈』が生きている方の手で、桜子の頬を掴む。

「やられっぱなしはなァ……性に合わねェんだよ!!」

 そのまま、パトソルチェは親指で桜子の右目を抉る。

「くっ……ゔ、あああああッ……!!」

 桜子は痛みと焦りから絶叫し、パトソルチェの腹部を蹴って即座に距離を置いた。桜子は右眼球が抉り潰され、代わりに夥しい血が出て来ているのを頬に感じた。滴る血は雪の上に落ちながら、視界に距離感と立体感が一気に無くなり、痛みと焦りが桜子を支配する。

 パトソルチェは腹部に突き刺さった傷を庇うようにして、蹲まって悶える桜子を見ていた。パトソルチェは咳き込みと共に零れる血液を拭い、桜子の方へ近付く。パトソルチェの親指からは、桜子の眼球からと思われる血液が垂れていた。

「ぐッ……!!」

 桜子は、自分の荒い息とパトソルチェが雪の中を歩く音を聞き取り、激しい痛みの中で刀を手に取った。歯を食い縛り、生きている左目で涙を流し、血塗れの手で刀を取った。

 パトソルチェの拳が、上から降り掛かる。無論それは、左手の『暈』によるものだった。桜子はそれを刀で受け止めるも、今の膂力では弾き返せないと判じ、敢えて力を抜いて受け流した。そこから姿勢を崩されたパトソルチェが前に倒れる拍子に、桜子は彼女の左腕に目掛けて両手で持った刀を叩き落とす。

 パトソルチェはこの状況下で左側の『暈』が狙われていると察するも、で右腕での防御が間に合わなかった。その瞬間、左の籠手も叩き壊されてしまった。両方の籠手が使い物にならなくなった瞬間、パトソルチェは力がどんどんと減衰していくのを感じ、吐き捨てるように呟いた。

「……クッ、ソが!!」

 『暈』が消えた事でハッキリと理解出来る痛みと重さのある身体を引き上げ、膝立ちまで起き上がると、パトソルチェは原型の崩れた金属のガラクタを腕から取り外し、積雪の中に捨てる。

 隆起する腕の筋肉に描かれた、美しく大きな向日葵の刺青。その花弁の一つに、金属の破片が刺さっている。そこから、つぅ、と血が1滴走っていた。

 桜子は、静かに立ち上がった。折れた右手に刀を巻き付けて、外れぬように左手で刀を持ちながら、パトソルチェを強く睨んでいた。瞳に深い悲しみを湛え、桜子は刀を真っ直ぐに構え、こちらに向かって来ている。

 パトソルチェはそれを見ながら、刺青が記された腕を構えた。桜子の姿には、悲しみと怒りがあるように感じる。そこには目を逸らしたくなるような、強い負の感情があった。

 向かってくる桜子の動きは、いつもとはまるで別人だった。動きが読めない蛇の様な刀ではなく、力の方向も簡単に読み取れる、単純な動きだった。『暈』が壊れていなければ、こんなものは攻撃ですらない——そう言える程、単調だった。

 それでも、そこに込められ、振り翳さんとされる一太刀には、強い何かがあった。パトソルチェは桜子が真っ直ぐに構えた刀が、凄まじい速さで自分に、勢い良く振り下ろされる瞬間を感じる。パトソルチェは、その一太刀を左腕で受け止めた。

「ヴッ……グォ!!」

 向日葵の刺青が入った自身の腕へ、鋭い刃が入り込む感触に歯を食い縛りながら、空いている右手で桜子の手に巻き付いている刀の紐を引き千切る。

 パトソルチェの左腕に食い込んだ刀は、彼女の骨にまで到達していた。パトソルチェは左腕に突き刺さった刀を桜子から奪い取ると、それを雪の中に投げ捨て、彼女と対峙する。

「ぐっ……!」

 桜子は持っていた刀を飛ばされた事で、徒手空拳での戦闘を行う事となった。彼女は折れて尚酷使している右手の指と、失った右眼の痛みに耐えながら、パトソルチェと向き合う。

 吹雪が吹き荒れる中で、『暈』を捨てた両者は同時に走り出す。パトソルチェは、身体を捻って右腕を伸ばし、目の前に居る相手の頬へ拳を繰り出す。対する桜子は、それを頬で受け止めると、その振動で右目から垂れる血が、地面へ放射状に拡がる。

 桜子はその痛みを感じながら、反撃の打撃を相手へ打ち込んだ。パトソルチェがそれを受けると、歯が数本折れたらしく、口から血が漏れていた。雪の上に、鮮血が飛び散っていく。

 パトソルチェはその1撃を受け、笑いながら拳を握り締めた。乾いた皮膚が擦れる音と共に、桜子の頬へ拳を叩き付ける。桜子は食らった頬の打撃から舌を噛んだらしく、パトソルチェ同様に雪の上に鮮血を吐いた。

 桜子はそのまま歯を食い縛り、相手の鳩尾に思い切り拳を打ち付ける。パトソルチェはそのまま後退り、腹部の突き痕と鳩尾に来る激痛に歯を食い縛りながら、膝を1度折った。桜子はそれを認めると、追撃の為に腕を振りかぶりながら、パトソルチェに接近する。

 パトソルチェはそれを理解すると、近付いた桜子に対して拳を叩き付けた。桜子はそれを腹の辺りで喰らい、数歩後退した後に雪の上へ倒れ込んでしまった。それを見たパトソルチェも、突いていた膝から倒れ込む。

 桜子は生きている左目から涙を流して、身体を雪の上から起こした。パトソルチェもまた、恐ろしく弱体化した自分を感じながら、身体を奮い立たせるように持ち上げる。

 白い雪の上に、赤い血の雫が落ちていく。少し気を抜くと、どろりと垂れる右目からの血を抑えながら、涙を流して向かう桜子と、口の中が自分の血で満たされ、真っ赤に染まった歯を見せて笑うパトソルチェが、同時に拳を握り締めてそれを放つ。互いを殴る鈍い音は、吹雪の風に掻き消されていった。飛ばされた桜子の黒い刀は、突き刺さった雪の中で、2人の激しいぶつかり合いを眺めている。

 両者共、疲労と激痛から腰が低くなり始めていた。それでも尚、拳を握る力は変わらず強いままである。桜子は血で固まった雪を踏み、そのままパトソルチェの頬をぶん殴った。パトソルチェはそれを受け切り、拳を握り込んで桜子を殴り返す。後退した2人は、同時に地面へ膝を突くとその姿勢のまま動かなかった。

「……なぁ、サクラコ。何で泣いてンだよ」

 灰の狼は、ひたすらに涙を流す目の前の黒い鬼に問い掛ける。黒い鬼は、歯を食い縛りながら静かに答えた。

「……痛いからよ。痛くて、苦しいからに決まってるでしょ」

 桜子は折れている右手を押さえるように立ち上がり、絞り出すような声で答えた。パトソルチェは信じられないといった表情で桜子を見る。涙を流しながら、弱音を吐いているのは——本当に、あの『サクラコ』なのか。

 今パトソルチェの目の前に立っている黒いそれは——比類なく苛烈で、恐ろしく冷酷で、底の見えない無情さを持った鬼ではなく——ただの子供だった。血を垂らし、涙を流す、人の子だった。

「……わかる訳、ねぇだろ」

 パトソルチェは静かに呟いた。痛みも苦しみも、桜子が感じている涙も、パトソルチェには分からなかった。強者と戦えば、自分の強さが理解出来る。強さは正義だった。強ければ何でも出来た。強ければ勝ち、勝てばより上に行ける。それ故に、強さで涙を流せる桜子を、パトソルチェは理解出来なかった。

 サクラコは泣きながら向かってくる。当然、自分も起き上がって応戦する。彼女は左手を握り込んで、顔面に目掛けて拳を叩き込んできた。自分もまた、相手の顔面に向けて拳を放った。

 先程と同じように、また何度も互いに殴り合っていく。その度に雪には鮮血が飛び散り、寒さと痛みに2人の体力は徐々に削られていった。その最中にも、サクラコは泣き叫ぶのを耐えている表情で自分と相対していた。自分はどうしても、戦いの高揚と感じる痛みから笑みが止まらなかった。

 荒れ狂う吹雪の中で、サクラコと自分の血が拳に伝う。それはまるで、太陽のように温かった。

「ゴフッ……」

 パトソルチェは、桜子に頬を思い切り叩き付けられ、口から少量の血を吐きながら雪の上へと倒れ込む。

「うっ……」

 桜子もまた、限界が来たのかその場で膝を折り、手を突いて雪の上に倒れた。

 パトソルチェは起きあがろうとするも、地面とくっ付いて離れない事に驚く。そのまま、ゆっくりと身体の向きを仰向けに変えた。

 朦朧とした意識の中で、パトソルチェは視界に景色を映した。真っ白な空から、強い吹雪がひたすらに吹き荒れている。鼓膜が破れているから、音はしなかった。血液が流れる感覚が身体を駆け巡る。『暈』も見事に壊れてしまった。何とも静かなものだった。もっと盛大に終わるモノだと勝手に思っていた。

「……ッ、Я……」

 それ故に、静かな雪の上は冷たくて心地が良かった。

「……Я подсолнечник.」

 パトソルチェは静かに一言だけ呟くと、深く溜息を吐きながら、ゆっくりと目を瞑った。


 桜子は疲弊した身体を左腕のみで進めていた。匍匐前進に近しい形で、ゆっくりと身体を前に動かす。

 そうして、パトソルチェの体の前に辿り着くと、桜子は彼女の腕を握り締めた。

 冷たく、静かに眠る彼女の腕に彫られた、派手で大きな『向日葵』の刺青。常に包帯で隠されていたその印を、桜子は握り締める。

「……さよなら」

 それと同時に、桜子は目を閉じた。パトソルチェの体のすぐ隣。冷たい風が吹き荒れる雪の中で、桜子は意識を手放した。


***


 トラックの荷台に当たる待機用の部屋で、左はポケットからの振動を認めた。

「……」

 そのまま左は荷台部屋から降り、発信機の追跡システムの通りに進んでいく。来た時よりも遥かに酷い吹雪が、彼の全身を襲っている。それでも、左は止まらなかった。

 雪の山道をしばし歩いて、彼は遠巻きに倒れた2人の人影を見つけた。確信と共に、彼は早歩きでその2人の下へ走り出す。

 両者の下へ辿り着いた左は、その惨憺とも言える現場に絶句する。雪に染み込んだ赤黒い血に、血塗れの女性2人。左は眉を顰め、片方の黒い着物を着た少女を持ち上げると、その肩を強く揺さぶる。

「……桜子、桜子!」

 その少女は、右目からは血を流し、左目からは涙を流していた。左はその凄惨な現場から、概ねの事情を察する。左は手袋を外し、少女の首に手を当てがった。

(……脈が、ない……)

 彼はすぐに近くを確認し、刀がないかを見渡した。——向こう側に、黒い刀が突き刺さっている。左はそれを見ると、少女を背負うように持ち上げた。そのまま少女の所有物である刀を手に持ったまま、血が染みた硬い雪の地面を後にした。

「……」

 左の背には、体重の軽い少女の身体が乗っている。

一週間って怖いですね。ちょっと書き方を忘れかけてました。

次週からはまた毎週頑張りますので、よろしくお願いします。

それと恐らくですが、あと10話以内に桜子は終わると思います。

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