音に生きる
おんがくってとてもふしぎ
こころの
ちょっとしたすきまに入り込んで
涙のツボをついてくる
鳥肌が立って
ちっぽけな自分に
腹が立つ
ちっぽけな自分でも
頑張ろうと思える
まっくろで
まっしろで
まっくらで
あかるい世界でも
雨のような
雪のような
霧のような
晴れた世界でも
右も左もない
進んでいるのか
それとも後退しているのか
迷子のような
歪んだ世界でも
音になって
リズムになって
メロディーになって
曲になれば
心地よい風に吹かれて
気持ちがいい
もう怖くない