表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アダイブ日記  作者: 偽善者TO
始まりの8日間
9/16

神室 怒色[7日目]

色は朝早く、病院で目覚めた。色はなぜ病院で寝ていたか疑問に思いながらもその病院を抜け出し家へと帰るーーーーーー


AM 8:00

織織世奈に色が病院を抜け出したという報告があった。世奈は走って色を探した。色は約束していた学校に行く途中、色を探している世奈を見つけた。


「おい お前」


色の言葉に反応して世奈が振り返る。すると心配で怖くて怒っていて諦めているそんな感情の入り交じった顔で言った。


「久我くんのお葬式に行こ?」


世奈のその顔に違和感を覚え一瞬口をつぐみ、話の歯車がまるであっていないかのように色は言った。


「久我って誰だよ?w」


世奈はその無慈悲な言葉で泣きながら色に思いっきりビンタをした。そして色が状況を理解できず頬をおさえた。世奈はそのまま下を向き小さく呟いた。


「仕方ないんだよ…わかってる」



「おい、今なんて…」


色が状況を聞こうとすると世奈は涙を抑えながら自分の家へ走り去って行った。色はこの訳の分からない状態に痺れを切らし、横にあった壁を殴った。壁にはヒビが入りその日々が色の怒りを表していた。


「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」


色は怒りに任せ何度も壁を叩き叫んだ。友達のような人は今までおらずたった1()()話しただけでも色にとって嬉しかった。だからこそその人に拒絶された傷は大きく深いものだった。落ち着くと1度公園に行きジュースを買ってベンチに座った。公園には火曜日ということだけはあり誰もいなかった。公園前の家では見るからに怪しそうな人とその家の人であろう女性がいた。


「これお前がやったんだろ!!」


怪しそうな男性が何かをもって女性をまくしたてていた。


「ほんとに知らないです。私の家の前に落ちてただけですよね」


負けじと女性がそう言い返した。そんな会話を何回も繰り返しており色は立ち上がりその家の前に行った。


「おい おっさん」


色に気づいた男性はニヤッと笑った。


「なんや 坊主 なんかあんのか!!」


男性は声を張り顔で威嚇して言った。


「この人何にもしてないの俺見てたぜ」


男性は分が悪くなり嘘がバレ、強硬手段で色に殴り掛かるが一瞬でやられてしまう。


「助かったわ〜 坊や」


女性が色に感謝を言うとお礼に家の中に入れてもらった。色がお茶をもらい浮かない顔で飲んでいるとそれに気づいた女性は何に悩んでいるか聞いた。


「何かあったの?私でよければ相談に乗るわ」


その女性の母親のような優しさをちゃんと受けたことがない色は断片的に女性に話した。


「なるほどね〜 今の話だけじゃよくわかんないけど………もう一度話し合ってみたらいいと思うわ。そうしたら今の関係も少しは良くなるんじゃない?」


最後に女性は微笑えんだ。色はその言葉で話す決心をした。


ガチャ


「ただいま〜」


女性の家に子供と父親が帰ってきた。色に挨拶をすると時間が遅いこともあり父親が送ってくれた。家に帰り色は()()話すことにし眠りについた。

キャラクター説明


神室怒色

白い髪にがっしりとした体型で目立たないほどのく

まがある。とても起こりやすい性格で、でも優しい

織織世奈

青い髪でツインテールがポイント。学級委員長で落

ち着いた顔立ちだが明るくポジティブな性格で抜け

ているところがある


追記

少し文の形を変えました。読みやすくなったかな?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ