表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
128/176

128回目 得る事が出来た時間で為しえたもの

 得る事が出来た時間で、出来る限りの部隊を前線に持ち込む事が出来た。

 それらを運用するための施設も建造して。

 このため陸上戦力だけでなく航空戦力も充実している。

 特に大きいのは航空戦力の存在だった。



 滑走路を始めとした施設がないため、前回までは航空戦力を投入できなかった。

 爆撃のための輸送機を運用はしていたが、その為に設備を作るだけで限界だったのだ。

 その空港とて、地面をならしただけの滑走路があるだけ。

 現在は舗装されたものも一応は出来たが、それでも規模は小さなものだった。

 今回、時間を手に入れる事が出来たおかげで、空港もそれなりの規模で作る事が出来た。

 ここに航空戦力を集め、上空からの支援を行えるようにしている。

 このための突貫作業は免れなかったが。



 そんな空港に様々な戦闘機がやってきていた。

 そのほとんどが軽飛行機の改造である1号と2号戦闘機である。

 手狭の空港に持ち込めるのは、比較的小型で整備も容易なこれらだけだった。

 本格的な戦闘機である4号戦闘機を持ち込むには、施設や設備がととのってない。

 また、何よりも優先して配備するべきものを持ち込まねばならなかった。

 追加の輸送機である。



 戦略爆撃の為に用いられてる輸送機は増産されて配備が始まった。

 これにより4機の輸送機が新たに加わる、爆撃は8機で行われるようになった。

 単純に今までの二倍の攻撃力を持つようになった。

 加えて、前進した事で敵地との距離が近づき、往復時間も短くなっている。

 一日にこなせる出撃回数も増大し、爆撃の効果は今まで以上に高まった。



 相変わらず輸送機を用いてるのは問題だったが、現状ではこれはどうしようもない事だった。

 爆撃機の開発は始まってるのだが、これが形になるのはまだまだ先の事である。

 その配備を待ってる余裕もなく、やむなく輸送機の流用が続いている。

 もう、開発が終わるのが先か、この戦争が終わるのが先か、という状態である。



 ただ、足りない物はあっても戦力は向上している。

 輸送機による爆撃以外はどれ程効果があるかは分からないが。

 それでも今まで全く無かった空からの攻撃が加わる。

 戦闘が有利になるのは間違いない。

 少なくとも人々はそう思っていた。

 そう思いたいだけかもしれなかったが。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おまえら、教えやがれ
  ↓
  ↓
http://rnowhj2anwpq4wa.seesaa.net/article/479725667.html

『ピクシブのブースを使ってるので、その事を伝えておかねば』
http://rnowhj2anwpq4wa.seesaa.net/article/477601321.html

+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ