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第01話 2回の死

初めまして!白竜海斗です

この小説は、僕の小説一つ目です!!

初めて小説を書いたので、よければ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

文がおかしくなってたり、誤字、文法が間違ってたり、すると思います。

そこは今後直していきたい点なので、コメントで教えていただけるとこれからに活かせます!

それでは、これからよろしくお願いします!

 俺は今すごく悲しい。

 なぜなら…愛おしき俺の彼女とのデートがもうすぐで終わってしまうのだ!!


「優希、また明日ね。今日は楽しかった」

「こちらこそ、今日は楽しかったよ。それじゃあ、また明日」


 今日は明日のお泊まりのために幼馴染であり、最近彼女になった神楽美優とショッピングモールに買い物をしに行っていた。

 短時間で終わるものだと思っていたが、気になる映画を一緒に見てしまったり、ゲームセンターで遊んだりしていたらすっかり外は真っ暗。


「早く帰らねーと、母さんに叱られるな〜」


 そんなことをブツブツ言いながら帰宅していると、女性を無理やりホテルに連れて行こうとする男達が3、4人ほどいた。

 俺はそれを見た瞬間に走り出していた。

 男が3人でも4人でも関係ない。

 女性が1人必死に抵抗しているんだ。

 周りの気の弱い人間のように、彼女を見放しておけない。


「お前ら! 彼女が嫌がってるだろ!!」


 そんなことを言い終える前に、すでに1人を殴り倒していた。

 俺は、細くてクラスでも弄られがちだが、結構筋肉がついていて、スポーツは全般できるし、力も強い方。

 しかし、その筋肉は今みたいに暴力のためにではなく、大好きなスポーツのために使いたい。

 さっき初めて人を殴ったけど、その感触は最悪だった。

 そんなことを考えていると、


「おい、ガキ。なにしてくれてんの?」

「僕がさっき彼女が嫌がってるって言ったのにやめなかったから、強制的にやめさせました」


 周りからは「やめとけ」の声が多々聞こえる。

 俺は無性に腹が立った。

 助けもなにもしない人間が、ただ突っ立って見ていただけの人間が、困っている人を助けるやつに「やめとけ」の言葉以外に、「カッコつけてる」とか、「あいつ終わったな」みたいなことを言っていることが1番苛立つんだよ。

 俺は、女性の助けを見て見ぬふりや、突っ立って傍観していた人間、俺に陰口や「やめとけ」と言った人間に思ったことを我慢できず、言ってしまった。


「おい、少し離れたところでこの現場を傍観してるやつら、よく聞け。女性1人を助けれない奴が、人助けをする人間を馬鹿にするな。俺そういうやつが1番大っ嫌いなんだよ!」


 場が凍りついたように静まった。

 全員が俺の方を見ていた。

 いや、俺の後ろを見ていた。


「だからなんだ。よそ見してるんじゃねぇ!!」


 多分、俺よりもデカいやつが殴りかかってきている。

 『多分』というのは、後ろを見ていないので確証ができないからだ。

 しかし、大体の予想はついている。

 他の3人は俺とほぼ同じ体格で、そのうちの1人は俺が殴り倒した。

 だから、その他2人では勝てないので、残りのデカい男が殴りにくる。

 今俺は、男達と反対側を向いているため、狙ってくるなら、右の拳で後頭部。


「ドンッ!!」


 大きな衝撃音が鳴り響いた。

 俺の予想は当たっていた。

 上手いこと背負い投げがハマったのだ。

 男は俺に投げられて、地べたに伸びている。


「今、こっちは腹立ってんだよ。邪魔すんな」


 拍手が鳴り響いた。

 その瞬間に気を抜いてしまった。

 背後からナイフで刺された。


「キャー!!」


 という奇声が鳴り響く。

 背中が温かい…多分俺の血だ。

 背中の傷口に布で押さえつける。

 しかし、手に力が入らず視界がぼやけていく。

 周りが騒がしい。

 このサイレンは…パトカーか? 救急車か?

 なんでもいいや…どうせここで俺は死ぬ…

 でも…でも…っ!


「ごめん…美優…。俺…約束守れないや…」

「大丈夫。私が死なせない!!」

「え…? 美優…?」

「うん! 私だよ! 今救急車来たよ! 明日じゃなくてもいいから、明日の約束を守るために生きよう!!」


 彼女の声はここで終わった。

 血の温かさも、傷口の痛さも、なにも感じない。

 「死んだ」そう思った。

 しかし、まだ周りがうるさい。

 もう死んだはず、と思っていたが、流石に騒がしいため目を開くと、見慣れない街並みがあった。


「ここは、どこだ。俺、死んだんじゃ…?」


 周りの人は俺のことを変な奴みたいな冷たい視線で見てくる。

 しかし、今はそんなことは気にならない。

 なんで俺は生きている。

 背中の傷は?

 痛みが無い。

 ここはどこなんだ?

 そんなことを疑問に思ったが、


 まずは…ここは『異世界』なのか?

 

 周りを見渡してみる。

 見たことがない、古代のような西洋風な建物が並んでいる。

 俺を見ている人達の服装も少なくとも現代の服装ではない。

 今ある情報を頭が悪いなりに考えた末、出た結論は…


「俺異世界転生しちゃった!?」


 思わず大きな声が出た。

 だがしかし、本当に異世界に来たなら俺はここを思う存分楽しみたい。

 死ぬ直前にしか見れないなら尚更だ。

 俺はなにも考えず走り出した。

 街中のいろんなものを見て、いろんなものを触った。

 1人で色々はしゃいでいると、真っ白に見えるくらい日光を反射している鎧を着た傭兵が背後5人ほど立っていた。

 俺の死ぬ直前を邪魔されたくはなかったが、傭兵を見て察した。

 戦ったら本当に死ぬやつーー。

 その傭兵達は、どこかに連れて行きたかったのだろう。

 いや、そんなのはこの街をさっきまで探索してた俺なら言われなくてもわかる。

 西洋風に造られた街の中にものすごい存在感を放っている、でっかい城に連れて行かれるのだろう。

 多分、このでっかい城を中心に囲うように家々が造られてさらにその家々の周りを高い塀で囲っているのだろう。

 そんなことを考えていると、傭兵がついてくるように促してくる。

 手はもう手錠をかけられている。

 知らぬ間に従うしかない状況になっていた。

 

「王様にも最後に会ってみたいな」


 異世界転生など厨二心くすぐるものが好きだった俺は、最後の瞬間まで楽しもうとした。

 しかし、着いた場所はでっかい城なんかではなかった。

 今、目の前にあるのは王が座っている椅子ではなく、ギロチンだ。

 

「は!? 王様のとこに行くんじゃないのかよ!」


 俺はそんなことを言ったが、傭兵達はなにも気にしてない様子で俺の首をギロチンの首輪へはめようとした。

 

「また、刃物で人生終わるのかよ」


 最後の言葉を言い残して目を瞑った。

 しかし、いつまで経っても、感覚がなくならない。

 

いつくるんだろう。やだな


 なんてすらも思わず、待っていた。

 すると、


「おい、お前いつまで目瞑ってんだ? 怖いものはもうなにもない。目を開きな」


 という女性の声が聞こえてきた。

 どういうことだ?


 ギロチンは怖いだろ、死ぬ直前なんだよ。

 2度目の死なんだよ。


 そんなことを内心思いながらも、女性に従った。

 また何かされるのが怖かった。

 俺はゆっくり目を開いたーー。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます♪

これから、小説を書くのに活かしたいことがあるので感想や、ご指摘などのコメントと、モチベーションにつなげたいので評価やグッドマークをしていただきたいです!

「第01話 2回の死」でした!

読んでいただきありがとうございました

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― 新着の感想 ―
[良い点] この先の展開が気になるような1話目でとても面白かったです! とても読みやすくてサクサク読めました! 主人公の名前の勇希(勇気)も名は体を表すってこのことだなと。 [気になる点] 勇気くん、…
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