なろう主人公の詩
終わりの見えない鬱々とした日々
それは変わらない日常
俺は世界を変えれない
俺にあるのはコンビニの不味くて美味いメシ
巨乳で可愛い二次元の彼女
ベットで貪る睡眠は安全で安心
けど夢も希望も将来も無い
何となく死にたい、訳じゃない
腐った自分に嫌気がさしてる
この停滞が終わって欲しいと思ってる
俺に努力なんて出来ないのは知ってる
汗水垂らすより親が泣く方がマシだと思ってる
こんな俺が生まれてきてゴメン
↑現実?
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↓仮想現実?
刺激の耐えない新しい日々
それは素晴らしい日常
俺は前の世界には帰れない
俺にあるのは望外のチート能力
ヒロインの作った暖かい料理
俺が助けた数人の美少女
キャンプでの眠りは充実している
夢はなかなか叶わないけれど
有り得ない幸せをありがとう神様
俺は変わってないのに
環境はこんなに変わった
やっぱり前世の俺は何も悪くなかったんだ環境が悪かっただけでだから俺が幸せなのは当たり前なんだ
クズを圧倒的なチートでぶちのめす
まるで正義の味方みたいだろ
イロイロ苦労もあるけれど
優しくて可愛い仲間が居るし
与えられた力は無限大さ
夢の中で俺は不安に襲われるけど
俺だって色々積み重ねてるんだ
この世界は偽りじゃない
この虹色の暮らしが永遠に続いて欲しい
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僕はこの詩の作者です
なろう主人公くんとは知人です
(僕が一方的に知っているだけですが)
クソみたいな人生を
幸運にも一発逆転させ
異世界で素晴らしい生活を送り
人々に希望を持たせ、楽しませた
彼のことを尊敬しています
この現実という異世界から
彼の幸せを願っています
(そして少し妬んでいます)
皆さんもそうでしょ?
なろう系作家は素晴らしい作品を残していますが、なろう系詩人があまり居ないのはとても残念ですね。なろう系の詩はきっと面白いと思うんですけど