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道中のやつら

「王都までね、トコトコ歩きました」


「途中、人もだんだん増えてきて」


「ちょっとガラが悪そうな、なんだろうな、斧とか剣とか持ってる嫌なおじさん」


「ヒゲを生やした2人組が道の奥にいる。素通りするか、声かけるか」


『怖いおじさん…』


『何か聞くことがあれば声をかけるその人にでも』


「奥の見えないような所にいる」


 この暴漢たちと接触すると、絡まれて惨劇の強制イベントが始まる。

 見晴らしの良い平地の道から視界の悪い段差のある端に移動すると、拉致されても気づかない。

 情報収集のために端から端まで聞きに回る警戒心のない人には、日本ではない現実いせかいを教え込む。

 祖母であろうと、慈悲はない。


『だったら無視する』


『見えたら挨拶するわ。見えないんだったら無視する』


「ここで入れ違いする人がいるだろうけど、そこはちょっと会釈するとか」


『挨拶はする』


「言葉は通じるから、なるほどね」


「じゃあ今ちょうど、またさらに5キロ2時間だね」


「朝7時ぐらいに出て、9時10時ぐらいに王都に着きました」

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