表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/53

山のふもとの団子屋

「山を降りたらちょっと小さい団子屋と、イスがちょっと並んでいる所がありました」


「どうします?」


『覗く。戸をたたく』


「どんな感じでしゃべるか?」


『ちょっと道に迷ったんですけど。私、どこどこに帰りたいんだって』


『たぶんね、おなかなかすいたとはおもわないと思う、その時は』


『だからただ家に帰る方法をもしそれを教えてくれるってんなら』


『すみません、ここに住まわせてくださいって言うかもしれない』


「なるほどね。そこにじゃあちょっと中に店主がいて」


「人っぽい感じの人がいて」


「どこから来たの、お嬢さんって声をかけられます。どうしましょうか?」


『それはここにいたけど、もうここの住所(日本の神奈川県)を言うね』



「ここの住所言っちゃう!?」



 ピュアすぎる。まだ、日本のどこかだと思い込んでいるようだ。


「返事としては、いやそんなところあるわけないよ。本当お嬢さんどこから来たの?」


『どこからいったんだろうね? 今山を下ってきました』


『その前はどこかっていうわけ?』


「そうそうそうそう」


『帰るところがわからないので、ちょっと聞きに寄ったんですって話をして』


『この山から今下りてきて、お宅が見えたから』


『こんなとこないって言われたら、私どこへ行くのだろうね』


「あの山、トナリ山っていう山で人が来ないからね」


「珍しいお客さんだね何か食べに行くかい?」


『でも金持ってないです』


「今、手持ちを調べると、石を砕いて尖らせた刃物ぐらいしか持っていなくて」


「基本なんかお金になるものはない」


『すいません、何もないんですけど、ごちそうしてもらえますかって言う』


『でもお腹空いてないんだよね、まだ』


「たぶん今のところは起きた直後はおそらく満腹、普通の状態でまだ特に飢えてはいないから」


『まったく知らない人の家に泊まるってことはしないから、ずっと道なりに歩く』


「あっちの方に村あるので、何かいろいろこう、物を買ったりとか」


「食事もあるから行ってみるといいんじゃない」


「団子屋さんのところから5キロくらいかな。山道を行けば、平坦に行けば村あるよ、と」


「どうしましょう?」


『歩く。5キロだったら歩く。4キロで1里だもんね』


『1里ちょっと。私が駅に、私が中学へ行くのはそれくらいだったから』


『まあ1時間かかるよね、普通にね』


「じゃあ歩きましたと」


「残り1キロくらいの時にこう…湯気が」


 王都にある工業地帯が見えてきたようだ、と暗に伝えた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ