ハコベ(はこべら)
菜っ葉と同じ日に河原で確認した【ハコベ】は、日本ではド定番の【山菜】、もしくは【美味しい野草】だ。
東京都内の公園などでも、普通に自生している【雑草】扱いの【野草】と言えるかも知れない。
とは言え、この時期【春の七草】として不可欠な【はこべら】が、この【ハコベ】だ。
このハコベも、単一の種だけを指す言葉では無く、【コハコベ】や【ミドリハコベ】や【ウシハコベ】など、近縁種全体を【ハコベ】と呼称している。
写真は【コハコベ】か【ミドリハコベ】だが、
私は、【ハコベ】としては大き目の種となる【ウシハコベ】が、採取が楽で好きだ。
この【ハコベ】、アクなどクセが無く、凄く使い勝手の良い、「野菜として利用されても良い野草だよな……」と思える位の、凄く美味しい物なのだが、欠点が一つだけある。
定番の【お浸し】にして食べようとしたら、かなりの量を採って茹でても、茹でると5分の1……体感ではもっとかな……凄く量が減ってしまう。
栄養価も高くて、良い美味しい野草なのだが、【七草粥】以外の利用だと、ゴッソリと刈り取る感じで採取する必要がある。
ゴッソリと大量に採っても、茹で上がると「少なっ!」と言いたくなる位に、少量になる。
これをイメージして貰いやすいのは、お祭りの縁日の屋台で買う綿菓子です。
綿菓子を手で一つの塊にすると、綿の状態と較べると、凄く小さくなるが、あの感じである。
【お浸し】以外では、スープや味噌汁などの汁の具に良い。クセが無いので、料理で利用しやすい【野菜】扱いの出来る物です。
是非 採って食べてみて貰いたい(そして、「少なっ!」と実感して欲しい)美味しい【山菜】?【野草】?だ。
《紹介の山菜・美味しい野草》
ハコベ
(【ハコベ】は、近縁の数種を指す言葉)
採取の難易度
★☆☆☆☆
処理の手間
★★★☆☆
料理のし易さ
★★★☆☆
美味しさ
★★★★☆
栄養価
★★★☆☆