菜っ葉(アブラナ科の自生種)
日差しが暖かい時間帯に、河原に【菜っ葉】の生育状況を確認に来た。
一般的に【菜の花】と言われている物の花穂の出る前の新しい葉を出した状態の物だ。
実は、【菜の花】と言う名前の【野菜】は存在するが、その名前(学名や和名)の植物は存在しない。
主にアブラナ科の植物の花穂を、その様に呼称している。
ナタネや高菜や白菜やキャベツ、カラシナ、大根、カブなど、それらの未開花の花穂を指す言葉だ。
河原に自生している野生の物は、それらアブラナ科の植物の混じった物だ。
葉を一枚千切って香りを確認したが、辛味が有りそうで、葉の形状からすると、ナタネだけでなく、カラシナと大根が混じってそうだ。
採取する対象としてのおすすめの香りは、白菜っぽい香りの物だ。
カラシナや大根の遺伝子が強い物も、それはそれで美味しいのだが、辛味が強いと、それを抑える必要が有るので、やはり辛味が少ない方が使い勝手が良い。
【菜の花】と書かずに【菜っ葉】と書いているのは、山菜として、未開花の花穂の部分だけでなく、若く柔らかい葉っぱも、栄養価も高く、野菜として活用出来るからだ。
ちなみに、岡山県の河原には、よく野生の【菜っ葉】が自生している。
【菜の花】も含めて、旬には山程 採れる。
遺伝子の良い物(私の好みとして白菜の遺伝子が強い物が多い所)は、なかなか少ないが、沢山採れると何かと便利だ。
私が岡山県で採った中では、木の街の勝山の河原で採った物が、白菜の遺伝子が強い物が多くて、凄く美味しかった。
他の所でも白菜の遺伝子の強い物が増えて欲しいが、多くは苦味や辛味が強い物になる。
まだ若く柔らかい葉は、生でも食べられるが、きちんときれいに洗浄して使用して欲しい。
採取の注意点としては、野生動物に気を付ける事かな。
それと、ペット排泄物に汚されない所のを採る事が大事だ。
私の好きな食べ方は、【お浸し】や【マヨネーズ和え】、苦味や辛味が強い物は、【マヨネーズ和え】が良いだろう。
苦味や辛味は、マヨネーズの油分が中和してくれる。
《紹介の山菜・美味しい野草》
菜っ葉
(【菜の花】の若い葉が出た物、【菜の花】は主にアブラナ科の植物の未開花の花穂の部分を指す言葉)
採取の難易度
★☆☆☆☆
処理の手間
★★☆☆☆
料理のし易さ
★★★★☆
美味しさ
★★★☆☆
栄養価
★★★★☆