銃剣、そして襲撃
短めです。
「ほう、世界初の武器か。一体どんな武器何だ?」
よし、興味を持った。
「その前に、一つ。タメ口で話していいか?やっぱり、こういう話し方には慣れてないからね」
「あぁ、別に構わん」
「では、遠慮なく。で、まず僕が今使っている武器を見て欲しい」
そう言って、僕は【次元収納】からヘカートⅡを出した。
「ほぉ、次元魔法を使えるか。他には何が使える?」
「全最上級魔法が使えますよ?」
「ほうほ・・・ってなにーーー!?」
あ、やっぱりこういう反応になるか。
「まぁ、いいか。世の中は広いからな。こんな奴もいるじゃろう」
うーん、何かディスられた気がする。
「ふーむ、鉄の弾を爆発の衝撃で飛ばす武器か。魔法でないのに、遠くにいる敵を攻撃できる。素晴らしい武器じゃないか。儂の出番はなさそうだが?」
スゲー、このおじいちゃん。銃の仕組みをすぐに理解したぞ。
「今回作るのは、剣と銃をあわせた武器を作ろうかと思うんだ。【銃剣】とでも言おうか」
「銃の構造は、儂は知らんぞ?これはお主が作ったのだろ、銃剣も、お主が作れるんじゃないのか?」
「実は僕のスキルには、【創造】という物がある。だから、その武器を作ろうかと思ったんだけどね」
「まさか、そんな反則級のスキルがあるのか!?しかし、出来なかったのか?」
ぶっちゃけて言うとその通りだ。創造スキルは素材に関してはお手軽に作れるのだ。しかし、武器になると途端に作るのが難しくなる。というか、かなり細かく想像しないと出来ないのだ。だから、この世界最高峰の鍛冶師の協力が欲しい。
「まぁ、いいだろう。儂もお主の考える物には興味がある。その武器を作ってやろう」
「ありがとう、感謝するよ」
「じゃあ、1週間にまた取りに来い」
「はい」
そう言って、僕は店を出た。
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さて、今度こそ宿を・・・
『主よ、敵性反応有り。数40!』
何で、僕の宿探しを邪魔するのかな?
そして出てきたのは、総勢40人の集団だ。これはあれか、襲撃イベントか?
「ボス、こいつです。何もない空間から、物を作った奴は!!」
うん?ドローンを作ったのを見られたか?
そして出てきたのは、17歳、僕と同い年ぐらいの少女だ。しかし、黒髪、黒目。この娘も、日本人かな?
「あなたが【創造主】ね。私たちの仲間になってもらうわ」
こちらの意志は無視か。でも、この娘。何か変な魔力を感じるな。神眼発動・・・えっ?
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名前 リンカ コバヤシ 15歳 女 Lv38
職業 騎士 状態 奴隷
各ステータス
HP・・・5000
MP・・・9510
SP・・・8540
攻撃力・・・1250
防御力・・・1240
魔法攻撃力・・・3540
魔法防御力・・・3540
速度・・・6510
抵抗力・・・240
スキル
ゴッドスキル
・世界検索
エンペラースキル
・剣神技Lv10・全属性魔法
ハイスキル
無し
ロウスキル
・奉仕Lv9
大罪スキル
・憤怒
美徳スキル
無し
加護
・時空神の加護
称号
・異世界を渡りし者・奴隷に堕ちた騎士
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あり得ない。ステータスもスキルも。でも、僕が最も驚いたのは、名前だ。
この娘は、僕の幼なじみの小林 凛花だ。幼稚園の時に、僕が引っ越したから分からなかった。どうして、この世界にいるのか?疑問はあるが今は無視だ。
「返事はないか。なら、力ずくでいこうか!!」
こちらは、戦いたくないけどね!!
GWに後一話書けるかもしれません