あとがき
頭の悪い自分が必死になってイジメ問題を考えた結果、百人と一人が殴り合う話に行き着きました。
作中でも書かれている様に、こんな話をしたら暴力を正当化しているだけだと、総スカンされることと思います。
百人と一人が殴り合いとは加害者と被害者、双方が納得する為の考えではありますが、世間様は一人である被害者が泣き寝入りすることを良しとします。
なんとも残念ではありますが、それが社会というもの。
イジメの経験がある人なら、思い当たる節は無いでしょうか?
自分一人が泣き寝入りすることによって全てが丸く収まる、いつの間にかそんな環境が自分の周りに構築されているのを。
泣き寝入りなんか不本意ではあるが、泣き寝入りしなければならない。苦渋の選択をしなければならない、不条理な環境を構築されているが故に選びたくも無い選択肢を選ばなくてはならない。
そんなイジメによる泣き寝入りが嫌で執筆した今回の話。
当初の予定では弁論大会での発言でイジメが悪化。でも書籍化でイジメを受けてる仲間が集い大団円…の、筈でしたが筆が進まずかなり困難に。
物語は出来るだけハッピーエンドで締めくくりたいのに、筆が進まないのは如何なものかと考えるだけ考えた結果、本来の予定とは真逆の泣き寝入りでのオチとしました。
編集者が学校を相手に戦う姿勢を示すのが当初の予定でしたが、どう考えても分が悪いし大団円とはいかないと判断。
逆転の発想で泣き寝入りをオチにしたら上手くまとまったのでこんな話となりました。
拙い文章なので読みにくい上にオチもよろしく無いと思う方が多数だとは思いますが、まだまだ未熟故にそこはご勘弁の程を。
自分の書く小説は何故か下ネタが多いのですが、本来であれば真面目な話を書きたいところ。下ネタの方が書きやすいので下ネタ小説を中心に執筆してますが、やはり真面目な話も書きたいので合間をぬって今回の話を執筆。
感想やらptなんぞを頂けるとと幸いです。