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プロローグ。

初めて小説を書いたので読みにくい点もあると思いますが、読んでいただけると嬉しいです。

マイペースに書いていくので、続きは気長にお待ち下さい。

感想や作品に対する指摘なんかも書いて頂けると嬉しいです。

初心者ですが楽しく書いていきたいと思います。

 私は小さい頃から本が好きだった。


 小さい頃からだから理由なんて覚えてないけど、気づいたら本は私の生活の一部だった。


 最初は絵本を読んでもらうのが好きだったらしく、寝る前には必ずお母さんに読んでもらっていたみたい。


 小学生になってからは少しずつ漢字も覚えてきて小説なんかも読むようになってきた。

 周りはゲームとかスポーツとかしてたみたいだけど、私は全然興味をそそられなかった。

 昼休みも放課後も図書室にいたし、もちろん入った委員会は図書委員会。

 小学校の想い出は図書室の本を全部読んだことかな。

 まあその代償に中学に上がる時から眼鏡になっちゃったけどね。


 中学校の想い出も小学校と似たような感じ。

 別に小学校や中学校がつまらなかった訳ではないんだよ。

 友達だっていたし、学校行事だって一度も休んだことはない。

 オシャレや恋はしてないけどね。


『ただ本を読むこと以上に興味をそそられることが無かっただけ』


 本が好き過ぎて高校選ぶのも本の量で決ちゃった。

 選んだ高校は県内で一番大きな図書館を持っている私立高校で、置いてある本の数は優に三千万を超えるとか。

 いつの間にか学校側も数がわからなくなって、学校の不思議みたいになってるらしい。

 私に言わせれば本への愛情が少ないだけじゃんか。

 自分で所有している本の数ぐらい把握しとけよって思ったね。


 だけど本の量はやっぱり凄い。

 今思うと少し恥ずかしいけど、学校見学で訪れた時に感動して泣いちゃったもん。

 右も左も、そして見上げても本。

 図書館自体も本のことを考えられた設備と、何とも言えない私好みのレトロな外観…そりゃ泣くよ。

 ここで死ねるなら本望だね。


 だから受験はそこ一本に絞った。

 偏差値的には問題なかったけど、確実に合格するために勉強も頑張ったし面接についても色々予習した。

 面接の時に高校を選んだ理由を聞かれたけど、いつの間にか本の話で盛り上がっちゃったな。

 あの人誰だったんだろう?


 ちょっと話がずれたけど、努力したかいあって無事合格。

 そんなに心配してなかったけどね。


 そして4月。


 待ちに待った高校生活…というより、やっとあの図書館に通える。


 そんな高鳴る気持ちを抑えつつ、私高峰時(たかみねとき)の足は学校に向かっていた。

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