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異世界で考古学者になった俺、古代文明のチート装置を発見して最強に  作者: 南蛇井
第1章

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第17話 謎の装置起動

通路は激しく揺れていた。


アルトたちは必死に走っていた。


背後では石が崩れ落ちる音が響く。


ガラガラガラ!


天井の破片が落ち、床に叩きつけられる。


「急げ!」


ガルドが先頭で叫ぶ。


ミラがその後ろを走りながら叫ぶ。


「こんな崩れ方する!?」


エリシアは魔力で周囲を警戒していた。


「構造が完全に壊れてる!」


リィナはアルトのすぐ後ろを走る。


アルトの頭の中では、さっき見た装置のことが離れなかった。


古代魔法の研究装置。


まだ解けていない謎。


だが今は考えている余裕はない。


「出口まであと少しです!」


アルトが叫んだ。


そのときだった。


ブゥン――


低い振動音が遺跡全体に響いた。


全員が同時に足を止める。


「……何?」


ミラが振り返る。


音は奥から聞こえてくる。


装置の部屋の方向だ。


そして次の瞬間――


ドォォォン……


遺跡全体が淡く光り始めた。


壁。


床。


天井。


刻まれた紋章が一斉に輝く。


青白い光が通路を満たした。


エリシアが驚く。


「魔力反応……!?」


ガルドが目を見開く。


「遺跡が光ってるぞ!」


ミラが振り向く。


「ちょっと待って」


「さっきの装置の部屋から光が来てる」


アルトも振り返った。


遠くの通路の奥。


瓦礫の向こう。


かすかな光の柱が立ち上っている。


アルトの胸が高鳴る。


「……まさか」


エリシアが聞く。


「何が?」


アルトは震える声で言った。


「装置が起動した」


ミラが驚く。


「え!?」


ガルドが眉をひそめる。


「壊れたんじゃないのか?」


アルトは首を振る。


「違う」


彼は壁を見た。


光る紋章。


魔力の流れ。


すべてが繋がっている。


「この装置……」


「遺跡全体と連動してる」


エリシアが息を呑む。


「つまり」


アルトははっきり言った。


「研究施設の主装置だった可能性があります」


そのとき。


リィナが小さく呟いた。


「……目覚めた」


アルトが振り向く。


「え?」


リィナは光る壁を見つめている。


まるで知っているような表情だった。


しかし次の瞬間。


ドゴォン!!


大きな石が通路に落ちた。


ガルドが叫ぶ。


「今は研究してる場合じゃない!」


ミラも叫ぶ。


「脱出優先!」


アルトは歯を食いしばる。


古代文明の装置。


そして今起動した遺跡。


だが、ここで死ねば意味がない。


「……行きましょう!」


再び走り出す。


光る通路を抜け、崩れかけた遺跡を駆け抜ける。


遺跡は今――


目覚めたかのように輝いていた。

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