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異世界で考古学者になった俺、古代文明のチート装置を発見して最強に  作者: 南蛇井
第1章

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第16話 遺跡崩壊

盗掘団の足音が完全に消えたあと、部屋には再び静けさが戻った。


ガルドが剣を鞘に収める。


「ひとまず追い払ったな」


ミラが肩を回す。


「思ったより人数多かった」


エリシアも装置の前へ戻る。


「でもこの装置……」


アルトはすでに石板や刻印を調べ始めていた。


「もう少し時間があれば――」


そのときだった。


ゴゴ……


低い振動が床から伝わる。


全員が足を止めた。


「……今の何?」


ミラが眉をひそめる。


振動はすぐ止まった。


ガルドが天井を見る。


「気のせいか?」


アルトも少し違和感を覚える。


だが次の瞬間――


ゴゴゴゴゴ……!!


今度ははっきり揺れた。


部屋全体が震える。


天井から砂が落ちる。


エリシアが叫ぶ。


「地震!?」


アルトはすぐに気づいた。


「違います!」


彼は天井を見上げる。


石の継ぎ目。


古い柱。


戦闘で崩れた壁。


すべてが繋がる。


「戦闘の衝撃で構造が崩れたんだ!」


その瞬間。


バキッ!!


天井の石が割れた。


大きな岩が落下する。


「危ない!」


ガルドがリィナを引き寄せる。


岩が床へ激突した。


ドォン!


部屋がさらに揺れる。


ミラが顔をしかめる。


「最悪!」


また大きな揺れ。


今度は壁の一部が崩れた。


ガラガラッ!


砂埃が舞う。


アルトが叫ぶ。


「この遺跡、崩壊する!」


エリシアが驚く。


「そんな……!」


ガルドが即座に判断した。


「脱出だ!」


ミラも頷く。


「ここで潰されるのはごめん!」


また天井が軋む。


石の破片が次々落ちてくる。


アルトは装置を見た。


まだ調べきれていない。


古代文明の研究装置。


貴重な資料。


だが――


「……くっ」


諦めるしかない。


「行きましょう!」


ガルドが先頭に立つ。


「出口は来た通路だ!」


一行は走り出した。


扉を飛び出し、広間へ。


守護ゴーレムの残骸が転がっている。


床が激しく揺れる。


ゴゴゴゴ……!!


柱の一本が崩れた。


ドォン!


ミラが叫ぶ。


「急げ!」


全員が通路へ飛び込む。


天井の石が落ちる。


背後では部屋が崩れていく。


アルトは走りながら振り返った。


装置の部屋。


研究施設。


古代文明の秘密。


すべてが瓦礫に埋もれようとしている。


「……くそ」


だが立ち止まることはできない。


ガルドが叫ぶ。


「出口まで止まるな!」


揺れる通路を、彼らは必死に走った。


遺跡は今――


崩壊を始めていた。

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