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異世界で考古学者になった俺、古代文明のチート装置を発見して最強に  作者: 南蛇井
第1章

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第15話 盗掘団との戦闘

盗掘団のリーダーが剣を構えた瞬間、部屋の空気が一気に張り詰めた。


「行け!」


男の号令と同時に、盗掘団の男たちが一斉に突っ込んでくる。


ガルドが前へ出た。


「来い!」


大剣を横に振る。


ガンッ!


盗掘団の剣と激しくぶつかる。


火花が散る。


男は弾き飛ばされ、後ろへよろめいた。


「くそっ、力が強い!」


ミラはすでに動いていた。


柱を蹴り、盗掘団の背後へ回る。


「背中ががら空き!」


短剣が閃く。


ガキッ!


男の剣が床に落ちる。


ミラは軽く蹴り飛ばした。


「はい一人!」


その横で、エリシアが杖を掲げる。


「火球!」


炎の塊が飛ぶ。


ドン!


盗掘団の一人が転げる。


「魔法使いだ!気をつけろ!」


部屋は完全に乱戦になった。


剣がぶつかる音。


怒号。


足音。


アルトは後ろで状況を見ていた。


考古学者の自分に、戦闘力はほとんどない。


だが――


「リィナ、下がって!」


彼は彼女を守るように立つ。


リィナは不安そうに頷いた。


前方ではガルドが二人を相手にしていた。


「まだ来るか!」


大剣が唸る。


ズガン!


盗掘団の男が壁へ叩きつけられる。


ミラが笑う。


「さすが!」


だが、盗掘団の数は多い。


三人が一斉にガルドへ襲いかかる。


「囲め!」


その瞬間。


エリシアが叫んだ。


「雷撃!」


稲妻が走る。


バチッ!


三人の男が同時に吹き飛ぶ。


床に転がり、動かなくなる。


盗掘団のリーダーが舌打ちした。


「ちっ……」


彼は戦況を見渡す。


倒れた仲間。


押されている部下。


そして、中央にある装置。


男の目が一瞬そこに向いた。


アルトはそれを見逃さなかった。


「……装置を狙ってる」


そのとき、ガルドがリーダーへ突進した。


「お前が頭だな!」


剣が振り下ろされる。


リーダーはぎりぎりで受け止めた。


ガンッ!


衝撃で床が軋む。


二人は数秒間、剣を押し合った。


そしてリーダーが笑う。


「強いな」


ガルドが睨む。


「盗人に褒められても嬉しくない」


そのときだった。


盗掘団の一人が叫んだ。


「リーダー!やばい!」


他の仲間が次々倒れている。


ミラが短剣を構え、ニヤリと笑う。


「もう終わり?」


エリシアも魔力を集中している。


状況は完全に不利だった。


リーダーは舌打ちする。


「……撤退だ!」


盗掘団の男たちはすぐに後退を始めた。


「逃げるぞ!」


「くそっ!」


彼らは扉へ向かって走る。


ガルドが追おうとする。


「待て!」


だがアルトが止めた。


「ガルド!」


ガルドが振り返る。


「追わないんですか?」


アルトは首を振る。


「ここは遺跡の奥です」


「無理に追えば罠の可能性があります」


ガルドは少し考え、剣を下ろした。


その間に盗掘団は扉の向こうへ消えた。


足音が遠ざかる。


部屋に静けさが戻った。


ミラが大きく息を吐く。


「ふー……」


「なんとか追い払ったね」


エリシアも頷く。


「でも」


彼女は装置を見る。


「さっきの男」


アルトも同じ方向を見ていた。


盗掘団のリーダー。


あの視線。


「……はい」


アルトは静かに言った。


「彼らはこの装置を狙っています」


ガルドが腕を組む。


「また来るってことか」


ミラが苦笑する。


「盗掘団ってしつこいからね」


リィナは装置を不安そうに見ていた。


アルトも装置を見る。


古代文明の魔法装置。


そして、まだ解けていない謎。


アルトはゆっくり言った。


「急いで調査を進めましょう」


「ここには――」


「まだ重要な秘密があります」

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