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作者ぺでぃあ  作者: 佐田祐美子
オーラリネリア王国
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オーラリネリア王国2




七賢議会

七つの専門分野のトップ七人で構成された議会。王との議論権を持つ。以下、七つの分野を示す。


第一席『王の盾』:王宮の警備、七賢の統括が主。人徳があり、文武にも通じるオールマイティー。


第二席『王の目・耳』:諜報任務が主。各国の情勢や国内の様子を逐次報告する。


第三席『王の剣』:王都の警備が主。犯罪者の確保や暴動・反乱の鎮圧等。


第四席『国の頭脳』:法律を司り、外交を行う。時に王を窘めることも。


第五席『国の未来』:魔法の研究、学習に関わる事が主。アカデミーの運営、教師の育成等。


第六席『民の声』:魔法道具の開発が主。よりよい暮らしを追求し、国家事業を行い経済を動かす。


第七席『民の命』:薬や医術の研究が主。病の解析、薬師の育成等。





なお、七賢の入れ替えは様々な決闘方法で行う。それぞれ方法は違うが、挑戦者が提案し七賢が了承したもので行われる。なお、七賢は制服の改造が特権で認められているが、それを目的に七賢に喧嘩を売る馬鹿はいないようだ。



――――


初代七賢

カルロヒューレン王の御世に選抜された、初代七賢。なんだかんだでレジェンド。


ローレック・トーニー

初代第一席。二つ名は『収穫祭』。気持ちのいいおじさん。懐が深く茶目っ気のある人物だが、愛妻家で妻に弱い。大剣の魔法道具、ハーヴェストを持つ。かなりの腕前。嫌いなものはデスクワーク。


初代第二席。目に包帯を巻いた黒髪の女。裏社会では有名な人物。様々な人間に変装した結果、性格が破綻した。妹がいることは覚えているらしい。


クレセリア・グランヴェロー

初代第三席。二つ名は『氷結姫』。武の家グランヴェロー家の人間で、水の魔力と親和性が高く常に冷気を纏っている。氷の刃を形成する魔法道具、氷の剣を持つ。全身に歴戦の傷痕があり、まだ若輩ではあるが貫禄は十分。髪を伸ばしていたり性格は割と乙女。リーンと仲がいい。


山吹

初代第四席。二つ名は『椿鬼(つばき)』。剣の国の出身で、花を剣に変える特殊な魔法を使い戦う。しかし認識を操作し対象を「花である」と認識すればどのようなものも剣に変えることができ、二つ名の由来となった椿の簪を常に持っている。部下の育成にも力を入れており、容赦なく怒声を飛ばす鬼教官。貴族が大嫌い。


ハンナ・グランティーナ

初代第五席。二つ名は『(こと)紡ぎ』。グラン七貴族の令嬢でかなりの美女だったが、被害妄想が激しく誰に嫁ぐこともできなかった老婆。ところが魔法の実験をしていたら失敗してうっかり若返ってしまったという珍経歴の持ち主。呪文の詠唱にかなり癖がある。


ティリー・ウィリントン

初代第六席。二つ名は『不能の魔弾』。天才的な魔法道具発明家だが、どういう経緯で思いついたのか、どんな仕組みなのか理解不能。指輪の魔法道具、シューターによる予測不能の弾道攻撃を得意とする。周囲からはあっぱらぱーだという評価だが、父と祖父には溺愛されている。


レオン・グランヌーヴェ

初代第七席。二つ名は『雷帝』。難しい複合属性魔法の雷を得意とするほか、沸点が低い上、照れ隠しでも怒声が出るのも二つ名の由来。元は平民だが、魔法の才を買われグランヌーヴェ家の養子となった。ワーカホリック気味。

クラーケン討伐戦時の負傷により魂にヒビが入る。そこから魔力が漏れ出しやがて死ぬという状況に置かれたが、龍の愛子と呼ばれる特異体質の人間と命を繋げることで生き延びている。


――――


側付き

七賢は周囲の世話をする側付きを自分の持つ隊の中から一人、選ぶことができる。この制度に関しては、初代第七席レオンが特殊な状況であった為にゴリ押しで制定されたという裏話がある。実際、七賢でも側付きを置いている者は少ない。



レイナード・マルティエ

第一席ローレックの側付き。大戦時からローレックの右腕だった頭の切れる男。デスクワークが苦手なローレックを補佐しつつ、逃亡した際連れ戻す役目を担っている。実はローレックの愛娘と恋仲だがバレていない様子。


ユリティリア・スノゥホワイト

第四席山吹の側付き。エルシアの従姉妹。フルートの魔法道具を受け継ぎ戦闘能力にも優れる。今でこそ優秀だが、昔は「バカユリ」と呼ばれ山吹のスパルタ訓練に泣いていた一人。山吹に「百合」と認識されることで花の剣の魔法に適応する文字通りの懐刀。


オルドルフ

第五席ハンナの側付き……というか爺や。ハンナがうっかり若返った時も側におり、同様に若返った。元はグランティーナ家の執事だったが、ハンナに付いて行くために魔法を究めた。被害妄想の激しいハンナと意志疎通ができる数少ない人物でもある。


リーン

第七席レオンの側付き。少年近衛として寮でも同室で暮らしているが、本名はリリアンヌ・グランセルネールで生粋の貴族令嬢。名門の癖に貧乏な家の生活費を稼ぐため王都に出向いた所、周囲の魔力を無意識に吸収する特異体質、龍の愛子であることが判明。龍の愛子を探していたレオンと命を繋げることになる。ついでに結婚も承諾した。






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