第3賭 刺客 シオン・ロット
原作:ベリオン
小説:エアーR
~ダーティス団本部 ボスの部屋~
「…それで…ストラリア大陸へ向かった二名の消息が絶えたままだが…」
「逃亡したか…あるいは死亡したと見られます。」
ボスが命令する。
「ロットを向かわせろ。ついでにあの兵器もな…」
一方、ゴン達はカシュータウンの港に着いていた。
「こっから乗っていけるわよ。」
「じゃあ早速…」
「待てぇえ!」
ヴァインが叫び出した。
「ん、どーしたの?」
「俺武器持ってないから戦えないんだが…」
「何故ついて来たし」
「そーよ!何で来たのよ!」
「そういやチャオ(ノチャオン)って戦えるの?」
「え?無理だけど…」
「何故旅に出たし」
「だから貴方の力で魔人を倒す為!!」
と言う訳で武器屋へ寄る事に…
武器屋には拳銃、刀、槍などのどれも素晴らしい武器が置いてあった。
武器屋の店員・ラクトは答えた。
「お金が足りませんよ。」
ヴァインはたった60円しか持っていなかった。
「お金貸して…」
「アタシ今、船に乗れる金しかないわよ…」
「仲間になってすぐに別れるなんて嫌だぁあああああ!!」
「まだ分かれるとは言ってないわよ!!」
「店員さんごめんね!」
武器屋の店員・ラクトは答えた。
「買ってくれないんですね…」
ゴンは帰りたがっていた。
武器屋の裏から謎の男が様子を伺っていた。
「組織がどうなろうが俺にはどうだっていい 全ては彼奴の為だ 悪く思うなよ」
続く
登場人物紹介 No.4
ラクト・ファンシ
能力:武器召喚
カシュータウンの武器屋の店員。真面目だが、親から酷い仕打ちを受けている。