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第八話

アリアは言ってくれた。


“召喚した蟲と意思疎通が出来る様にしておきます”と。


意思疎通って認識を共有するって意味が含まれてるんだよ。


だから、ここで疑問に思ったのが召喚した蟲達の視界を俺が見れるんじゃないかという事だ。


だが、そのやり方がよく解らないから試行錯誤の繰り返しになるだろうが。


とりあえずやってみよう。


意識を召喚した蝿に向けてみる。


『首尾はどうだ?』


『マスターに返答。


獲物の熊は討伐し終わりました。


現在は部位毎に切り分けて、そちらに運んでいる最中です』


『早いな。


その光景を見てみたいんだが出来るか?』


『マスターに返答。


可能です。


視界の一部を共有化します』


どうやら向こうと自分の合意があれば出来るようだ。


そして視野の広さを考えて視界の共有を一部にしてくれるとは俺の子達は優秀らしい。


共有された視界で辺りを見てみると凄まじいスピードで解体されてる熊がいた。


思ってたよりデカイな、2〜3mはありそうだ。


そんな熊が頭、手足、胴体に分かれて軍隊アリの川に流されている。


出来れば戦闘シーンが見たかった。


まぁ、解体のシーン見て想像出来たけどね。


集団で同じ所を噛み付いたかと思ったらその部位がボトリだもの。


『軍隊アリ部隊の皆、ご苦労。


部隊の損耗はどうだ?』


『マスターに報告。


我らが部隊に損耗なし、一匹足りとも死んでいません。


向こうがまともな攻撃をする前に終わらせました』


アリが熊を瞬殺って凄いな。


何か憐れに思えてきたから、名も無き熊に黙祷でも捧げといてやろう。


エイメン。

読んで頂き、ありがとうございます

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