第一話
ふと思いついたというだけの軽い動機で書いてしまいました。
楽しんで読んで頂ければ幸いです。
あぁ、今日も疲れた。
これで夜勤連続で8回だもんな。
そりゃ身体も怠いし、眠いよ。
仕事が終わり、帰りに牛丼を食べてから家に帰る。
家に着いてベッドにダイブすると猛烈な眠気が襲ってきたので身を任せ、眠りにつく。
目が覚めたら退職届を書こう、そうしないと身体がもたない。
………………。
「あの〜…」
誰だよ、俺は眠たいんだから寝かせてくれよ。
「すいません…」
ん?よく考えたら俺の家なのに何で他の人間の声が聞こえるんだ?
可能性としては夢か、もしくは不法進入者か。
「夢ならもっと寝かせてくれ。
不法進入者ならお金はそこの財布に入ってる分でいいなら持っていけ。
久しぶりにゆっくり眠れる時間なんだ。
命取らないなら通報しないでやるから睡眠の邪魔しないでくれ」
「あ、はい…すいません」
やっとゆっくり眠れる。
もう誰にも俺の睡眠の邪魔はさせんぞ。
…それからどの位寝たかは解らないが今までの人生で一番スッキリ起きれた気がする。
「は〜、よく寝た。
今年で30とはいえもう年寄りみたいだな」
「あ、ようやく起きられたんですね。
おはようございます」
「あぁ、おはよう。
…って、誰だアンタ?」
目の前に美女がいて、テーブルに飯を置いてくれたんだが…どゆこと?
というか、いつの間にやら知らない部屋にいるんだが…あぁ。
「そうか、まだ夢の中か。
俺にしては随分と普通な夢だな。
確か前に見た夢はコ○ン君が神龍に乗って黒い組織の追っ手から逃げて、その先に居た学校の校長の赤ちゃんのオムツ変えてる夢だったか。
あの時はびっくりしたな〜」
「何て夢見てるんですか。
というか現実逃避しないでください。
夢じゃなくて現実ですから」
何か面倒くさそうな話だなぁ。
読んで頂きありがとうございます。