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運ゲーのはじまり

——夜中のアパートで一室だけ、煌く星の様に光っている部屋がある。

「はぁ〜なんでこのゲームは雑魚しかいないんだよ。あぁまじで気分悪くなったわコーラでも買ってこよっかな」

そう言って城田一輝は部屋のドアを開け、家の鍵を持ち、家のドアを開けてコンビニまで向かった。

「コーラも買ったし、家帰るかぁ」

一輝は家へ帰り、三本買ったコーラを開け、新作のゲームをプレイして眠りにつく


『はずだった。』


一輝はコンビニを出て家の前まで戻り家の扉を開けようとしたその瞬間、突如一輝のことを強烈な目眩がおそった。

「やっべ、ゲームのやりすぎで疲れが出て来たかな。」

『助、け、、て、、』

「やっべぇな、変な声まで聞こえるほど疲れ切ってたのか俺。」

『助けて、、魔王に、殺さ、、、』

その声が聞こえた時、一輝は家の前にはいなかった。


「、、、下さい!、、、きて下さい!、、起きて下さい!」

「うわっ!びっくりした!」

「びっくりしたじゃありませんよ!道端で倒れてて助けてあげたんですよ!びっくりしたとか言う前に感謝のお礼一つくらいくれてもいいんじゃないですか?」

「あ、そうなの?俺をきみが助けてくれたと、あぁ、ありがと、ありがと」

「そ、そんなにすごいことをしたわけじゃありませんよ!」

「照れちゃってぇ」

「そ、そんな照れてなんかいませんよ!あなた、勇者のくせにそんなこと言って恥ずかしくないんですか?」

「ゆ、勇者?そんなやつ近くにはいないと思うし、この国にはいないだろ」

「あなた頭大丈夫ですか?あなたが勇者なんでしょ!腕に紋章もあるし、嘘ついてもバレバレですよ!」

「い、一応聞いてみるけど、この国ってなんて言うんだっけ?」

「バドラックスですが、どうかしました?」

——まさか、これが異世界召喚ってものなのか?いや、それしか考えられない。しかも勇者だと?意味わからねぇ!

「お前が信じてくれるかは分からないし、信じてくれるとも思っていない、だけど心から頼む。信じてくれ。」

「いきなりどうしたんです?」

「俺はこことは違う世界からやってきた。正直俺は今なにがどうなってんのかわからねぇし、勇者とか言われても意味わかんねぇ。だから、この国の話や、勇者の話とか色々教えてくれ!」

「分かりましたよ。話せばいいんですよね?」

「って、分かってくれんのかよ?」

「なんなんですか、信じてくれって言ったのはあなたじゃないですか、しかも、あなたの頭じゃそんな変な嘘を考えることなんかとてもできそうにありませんし。」

「色々毒を吐かれたが、頼む。教えてくれ」

「はい。まずは、この国のことですね。一言で言えばヤバイです。かなりヤバイです。まぁそれだけじゃ分かりませんよね。詳しく話します。今、この国は魔王『スカディウス』が乗っ取っています。そして、魔王は、闇の魔界と呼ばれる人知を超えた存在の集まる国からやってきた様です。魔王が来た理由は、その国の生命力が急激に低下し、そのせいで、国は事実上崩壊しており、その低下して来ている生命力を我ら人間から吸い取り、国を復活させようとしている様です。しかし、我らには抗う力など全くありませんでした。そこで我らの神は人間の一部に自らの力を与え、魔王軍に歯向かう戦力を与えてくれました。それがあなたたち、『勇者』です。そしてその勇者の手には神の紋章という魔法陣が描かれています。その魔法陣を刻まれたものは一生勇者としていかなければなりません。」

「すっげー難しいけどよく分かった。とにかくこの国は危険な状態でその危機を救うのが俺たち勇者ってことだな?」

「はい、そうです!」

「おし!そうとなれば体づくりだな!なにをやればいいn」

——ぐぅ〜

「体づくりの前にお腹を満たす必要がありそうですね。」

「そ、そうだな、、」


こうして『勇者』一輝の冒険(?)が始まった!




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