あとがきなど
まずあまりに分かり辛い競馬ネタについて謝罪させてください。
取っ付きづらいジャンルをネタにして、本当にごめんなさい。
そしてそれでも読んでいただきまして、ありがとうございました。
雰囲気を大事にしたかった私の我侭です。大変申し訳なく思います。
書き始めからずっと危惧していました。
せめて企画中は自粛しろよと自分でも思ったのですが、どうしても書きたかったんです。
とは言え「分かりやすい言葉、分かる単語」、そんな気遣いを忘れてしまったことが悔やまれます。
改変前、一万字程度あった冒頭の競馬シーンを乗り越え読みきって下さった「競馬ファンでも何でもない」読者の方には本当に頭が下がる思いです。改定後カットシーンまでお読みくださった読者の方もです。
勿論、競馬ファンであったとしてもエロスメインの企画ですから猛烈に土下座したい気持ちに変わりありませんです。
つまり、読者の皆様全員に猛烈に頭を下げるわたくしであります。
さて、あとがき、はとても長いです。
そして内容がありませんので無理に読まなくても大丈夫です。
制作秘話みたいなもんですかね。
何をしてても頭の中で「こうすればよかった、こうした方がいい」など、執筆中の作品の事が沸いてました。
そして改変に踏み切ったわけですが、そのときふと思ったんです。
桜の季節も近づくってのに、私の頭の中は春「えろす」が満開だって。
「サクラの季節にえろす満開ー!」
(元ネタ:菊の季節にサクラ満開 by杉本清、元関西テレビアナ)
「違う! 絶対に違う! えろすは満開じゃない!」と思いながらも妙に凹む日々を送っております新橋てっくです皆様如何お過ごしでしょうか?
今回の舞台は2013年を想定しています。
この2013年度をよくよく見てみると曜日が2002年と同じなんです。
で、あとがきの冒頭からいきなり競馬の話になって申し訳ないのですが、分からない方は数行ほど華麗にスルーしてください。
2002年当時マンハッタンカフェが優勝した春の天皇賞は、5月5日じゃなくて4月28日。ダンツフレームが優勝した宝塚記念は6月23日、シンボリクリスエスが3歳で優勝を成し遂げた秋の天皇賞は10月27日。
つまり、恐らく物語の開催は実際とは1週ずれてるんです……。
書ききって気付きました。先のことなので確定していないって事で、どうか納得いただければ……。
ということでマニアックな話はこのあたりにして普通に……。
プロット段階で決めていたことは以下の5つ。
「誘惑/Temptation」「ハッピーエンド」「競馬シーン」「関西弁」「三人称」
7割程度書き上げたので参加に踏み切ったけれど、肝心のえろい部分はほぼ未着手。結局えろい部分のせいで大幅修正はしたものの、それでも瑞希の部屋に行き着くまでは参加前に書き上げていた感じですかね。
いやあ、便利な脳みそでした。
プロットに理由付けて繋げてていくと、いつの間にか「関係の変化を競馬に例えていく」という”Temptation”の構図が、自然と出来上がっていましたから。
でも当然のことながら、構想という骨組みと執筆という肉付けは違うわけで、その難しさを改めて痛感しましたね。全然繋がんねーでやんの。
やっぱりダメな脳みそですよ……。
一番苦労したのは後半、瑞希の部屋から宝塚記念の夜までですね。
実はハッピーエンドとは決めたものの、結末がどういった形になるか参加表明時点では全く見えていませんでした。
良好な友人関係を築くのか、恋人関係になるのか、互いが別のパートナーを見つけるのか、全く考えてなかったんですよ。
ですが結末に向けて筆が止まるという事が無かったのが収穫かな。
バッドエンドにだけはしたくなかったので、方向が定まっていた分、迷いも少なかったんだろうと思います。
エロスは誘惑で表現する予定だったんです。
ですが『誘惑即ドッキングで恋人』では納得がいかなかくなりまして……。で、誘惑シーン辺りから色々弄っていくうちにこんな形になりました。
その後のハッピーエンドはもう思うがままに、みたいな感じでしょうか。後半、ストックがなくなりそうで焦りました……(苦笑)
結局えろすを支えていたのはきょぬーだけですかね。
ただ、話の都合上必要になるえろすは思い通り描けたように思います。
「エロしか無くね?」「エロ無しでもよくね?」ってのは避けたかったので、そこは満足しています。
その上でR18に引っ掛からないという部分をどう掻い潜るかは、悩みました。序盤は「R15にすら届かなくたって良いや!」って思ってたんですが、それでは表現し切れないことが分かったので。
けどやっぱギリギリではなんだよなぁ(苦笑)
「競馬」「関西弁」「三人称」の三つは物語とは何ら関係なく、ただただ新橋がやってみたかった事だけを羅列したものです。
競馬と関西弁は物語に組み込めたんじゃないかと思うんですが、どうだったんでしょうね。
伸一君の関西弁は、別に連載している物語で関西弁を使いたかったのでその練習ですね。
シリアスな場面に少しばかりのコメディを、という期待もありましたがその辺りは上手くいったと思ってます。彼の「さよか」「なんでやねん」に何度も助けられましたから。
競馬のシーンは物語自体に全く関連がない、ただの趣味です。
なのに真っ先に書き上げちゃいましてですね……非常に困った記憶があります。
書いてて一番楽しかったのが競馬っていう、春エロスにはあるまじき作品ですね。
宝塚記念のレースシーンは3000字ほど丸々削除しました。涙を流しながら。そして改訂版では結局天皇賞春のシーンまでバッサリカットしたわけです。意味ねー!
で、全然関係ない話ですが、コメディのカテゴリーにチェック入れてたんですね私。
これコメディ?
むしろシリアスづくしになってるような気がしてなりません。
勿論私の意図するところではございませんでして……。分からないものですね、先のことなんて。
コンセプトは「セックスによって得るものってなんだろう」でした。
交尾に快楽は生まれても、心の充足感は生まれない。或いは快楽がなくても充足される。その違いは何なんだろうと思ったんです。
互いに何かしらの目的があるからこそのセックスなわけで。
それがお金目当てであったり、興味本位であったり、欲望そのものだったり。
勿論それが全てではありませんが、目的がある分終わった後の充足感は大なり小なり得られる、と。(勿論犯罪は厳禁です)
けれど伸一くんと瑞希嬢の一度目のそれには、目的がなかった。そして直接的な接触以上に違う部分で充足感を見出していた。
だったら彼らにとってセックスって何なんだろう?
と自問自答しながら見つけた答えの一つがこれでした。
曖昧な関係でも良いじゃないですか。
友人が恋人になっちゃいけないとか、友情と恋愛は両立しないだなんて、つまんないです。
そして、友情と恋愛の両立に対する答えは一つじゃないはずです。
腰を打ち付け合って得る「快感」以上に、肩寄せ合って得られる「何か」の方がいい人だっているんですよきっと。
勿論彼らの結末のように、肩も腰も合わせてどちらも得る関係が最高なわけですけれど。
てなわけで、皆さんがいい友情と恋愛、そしていいセックスに出会えることを心より祈っております。
そして良いエロスに出会えることも。
その出会いの場として、春エロス2008に参加された他の作者様の作品を是非、ホントに是非ご覧下さい!
この作品よりも数段上のエロスとの出会いが、そこで手薬煉引いて待っていますから。
あと、返事のメッセージを返しようがないのでここで、という形になりますがごめんなさい。
改訂のアドバイスメッセージを下さった方、ありがとうございました!
でも私の事を「てっくたん」と呼ぶのは止めていただきたく思うのですがどうでしょう?
……これ以上無くこっぱずかしいので(苦笑)
では皆様またどこかでお会いしましょう。
1枠2番の白い帽子、新橋てっくでした。
あとがき読めばもうお分かりですよね? 五万字前後とか言っといて八万を越え、改訂後には十万を越えた理由が。こういう人なんです……。
でも一言だけ弁明させてください。
携帯用改行タグも多分、文字数に入ってるんじゃよ……。つまり水増しです……。
騎手三名のSpin off、いつか連載作品にしたいと思います。
いつになるかは分かりませんし、その前に小説を書く情熱がなくなるかもしれまs(ry




