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Fox Tale  作者: すずらん
第一章
5/6

 フードをかぶったまま人の列に並ぶ。ニーナの番が来たとき、少し怪訝な顔をしていたが顔を見せろと言わずに「身分証明書か血の提出を」と言われただけだった。身分証明書をもっているわけがないニーナは差し出された針で指先を刺し血を提出する。

 (よし、探索開始!)

 無事に許可が出たので、集会所を探すために歩き出す。きょろきょろとあたりを見渡していると看板を見つける。示すポイントは今ニーナがいる大通りをしばらく進み角を曲がった所。

 (割と近くにあったのね...この先最初の角を曲がったとこにある、と)

 看板の指示通りに歩みを進めていくニーナ。身長が低いせいもあり、するりするりと人の間を縫うように歩いていく。

 (わぉ...)

 ニーナの前にある建物。規模はかなり大きく妙な圧迫感があった。ちなみに、服屋クリスタはそのほぼ向かいにある。

 室内は外見通りかなり広く昼時にもかかわらずそれなりの人数が依頼ボードの前で依頼書とにらめっこしていたリ、受付嬢と談笑したりしていた。

 (とりあえず登録だね)

 てくてくと手の空いていそうな受付まで歩いていくニーナ。本来であればこのような場所にニーナのような少女が来ると絡まれたりするのが定説なのだが、なぜか誰も絡んでこない。というより認識していない、と言ったほうが正しいかもしれない。ニーナがそばを通ってもまるで感知していない。

「すいません、ギルド登録したいんですけど」

 受付の前まで来たニーナはあくびをかみしめていた受付嬢へと声をかける。

「ひょえっ?!は、はい!それではこの紙に名前とご自身の種族、その他必要事項を記入してください」

 よもやニーナがそこにいるとは思わなかったのか、素っ頓狂な声をあげ二、三度瞬きをした後やっとニーナを認識、慌てながらも役割をこなす。ニーナが記入している間に半透明な白いカードのようなものを準備し始めていた。

 (名前、シレイラ=ニーナで種族は...狐族?一応銀狐も狐だし...何とかなる、よね?)

 着々と必須項目を埋めていく。ただ後半のほうはほとんど白紙になっていた。

「終わりました」

「お預かりします」

 受付嬢は紙を受け取ると丸めてそのままカードに垂直にあてるとカードが紙を吸い込み記入された情報が浮かび上がる。表示されているのは名前とランク、それから登録場所だけだった。

「それでは自分の血をここに一滴押し付けてください。」

 言われた通り針で血を出しカードに押し付けるニーナ。するとカードは青白く光り血の跡も消えていた。

「はい。確認取れました。これで登録完了です。私はアルマと言います。何か困ったことがあったら何でも聞いてください」

 「はい、宜しくお願いします。私はシレイラ=ニーナです。ニーナでかまいません」

「こちらこそよろしくお願いします。ギルドカードやランク、施設ついて説明はいりますか?」

 当然わからないことだらけなのでうなずくニーナ

「このギルドカードは自分の身分証明書であり、お財布の代わりにもなるものです。ギルドカードには現在のハンターランクが色と共に表示されます。一定の経験を得ることでギルド側が判断しランクが上がり、それ相応のクエストを受けることができます。カードの色はランクFなら白、Eなら緑、Dなら青、Cなら紫、Bになると黄、Aになると赤になりSランク以上になると金色または銀色になります。ランクが上がればより報酬金の多いクエストを受けられますが、比例して危険度も上昇します。現に慢心してクエストを失敗、、、つまりハンターの死亡もしくは大けがをして帰ってくるなんてこともあります。はじめのうちは無理をせず慣れていくことをお勧めします。それとクエストを受けるにあたり契約金を支払ってもらいます。クエストを無事達成できた場合は契約金はお返しいたしますが、もし失敗した場合没収となるので気を付けてください」

 (ふむふむなるほどね。要は自身の力に合ったものを受けろ、と)

「ギルドでは魔物もしくは魔獣のことをモンスターと呼んでいますが、その素材の買取も行っており奥の扉に入っていただくと買取カウンターがあります。そこで換金できます。これでギルドカードおよびこの施設についての説明お終わります。あと宿なら隣にあるのでぜひ使ってください。ギルドと提携しているので問題は起こらないと思いますよ」

 (今日の宿泊場所は決まったね。そういえば宿に関して決めてなかった...救われたね)

「ありがと、それじゃちょっと行くところがあるので」

「またのお越しをお待ちしております。」

  丁寧にお辞儀をするアルマに背を向け出口へ歩いていくニーナ。やはり周りの人が気が付くことは無かった。

 (認識阻害魔法が効きすぎてる?いや、そんなことないね、うん)

 実際には効きすぎている。だが今この場にいるのは低ランク帯の者ばかり。これが高ランカーともなれば見抜くことはできるだろう。ニーナの認識はとくに間違ってはいない。

 . . .

「これ...ですか?」

「そう、これがあなたに一番似合う!レーゲンに一番似合う服を作ってやれと言われたからにはこれが一番!あなたは狐の獣人なんでしょう?だったらなおさらこれが似合うよ」

 (何だろうこのどこか腑に落ちない気持ちと恥ずかしさは...)

 現在ニーナは服を買うべくギルドの向かいにあった服屋クリスタにいる。そこで店主につかまり服を押し付けられる。それもすごい勢いで

「この服はね<巫女服>と呼ばれる東の国の衣服らしのよ。すごいと思わない?」

「そういわれても...」

「私はねその人に一番似合う服がわかるの。この服はあなたにピッタリな訳、わかる?」

「(なんかすごい力持ってるなこの人...)わからないです...」

 ニーナの抵抗もむなしく撃沈させられ、寸法を図るべく奥に連れていかれる。何でも服自体は出来上がってはいるものの微調整が必要とのこと。

 

「すぐ出来上がるから待っててねー」

 あのあとニーナは細かくサイズを測られ、現在は待機指示がなされたため椅子に座って待っている。

「そんなすぐにできるんですか?」

「魔法でちょちょっと、ね?」

「あっなるほど」

 三十分後・・・

「...」

「できたわよ~」

 特にすることもなくただひたすらに虚空を眺めていたニーナの元へ店主が完成した服を持って声をかける。

半ばあきらめていたニーナは渡された服を手におとなしく更衣室で着替える。

(すごい...まったくもって違和感がない)

 ニーナが驚くのも無理はない。ごてごてした印象をしていたものにもかかわらず、全く動きを阻害していない。もちろん尻尾の穴も開いている。

「うん!やっぱり私の目に狂いはなかったね。よく似合ってる。ほら」

 ニーナが更衣室を出ると、店主が鏡のまえに連れていく。

「...」(うっそ...)

 鏡に映っているのはぼろっちい布切れを着ていた獣人ではく、凛とした雰囲気を放っている少女だった。そこまで背は高くないにしても整った顔立ちに少し吊り上がった目、金色(今現在)に輝く瞳、そして頭の上で主張している三角の耳。お尻のあたりから生えているこれまた金色のフッサフサの尻尾。きれいというよりかわいいといったほうがいいかもしれない。

(でもやっぱりローブにフードは着ておこう...これはまずい)

 実際にはその辺の低ランカーやそれに準ずるもの達にはニーナを認識することすらままならないのでそこまで心配することは無い。もちろんニーナ自身が認識阻害系の効力を弱めなければの話だが。

「ありがとうございました~またのご来店をお待ちしておりまーす」

 なぜかほくほくした表情で見送ってくれる店主、クリスタにお礼を言ってその場を離れるニーナ。

 最終的にローブプラスフードといういつもの格好になってしまったニーナだったが手には大きな袋をつかんでいた。買ったのはこれから必要になるであろう服一式。下着やら寝間着やらローブの予備や巫女服の予備など。そんなに買ってお金が足りるはずもないのだがそこはレーゲンの紹介、ということで後日に支払ってくれれば問題ないらしい。そもそもまだお金を稼いでいないにもかかわらずこんなに買う羽目になるとはニーナ自身も思っていなかった。

 

 ギルドに隣接する宿『鷲の巣』。その第一印象は兵舎、である。ただハンターも騎士と同じようなものと考えればそこまでおかしな話ではない...はずである。そもそもここに泊まるのは最近ハンターになった者たちかギルド職員しかいない。高ランカーは自分の家を持っていたリ、もっと高級な宿に泊まっている。収入が違うので当然と言えば当然である。もっともその分高難易度のクエストに駆り出されるのだが。そして新米駆け出しがよく使っているだけに設備もかなりのもの。かなり大規模の食堂、いつでも好きな時に入ることができる浴場、ちょっとした鍛錬にピッタリのグラウンド。

 話が逸れるがギルドが運営しているものとしてこの国最大規模の闘技場がある。主にハンター同士の腕試しをする場所、即ち決闘場で、たまに大会が開かれておりこの国だけでなく他所からも観客が見に来るほどである。その時は国中お祭り騒ぎだとか。

 


「いらっしゃいませ」

 宿の扉を開け、受付と思われるカウンターに向かうニーナ。だが内心驚きを隠せないでいた。出迎えてくれたのは犬耳を頭にのっけた女のひと。スーツを着せたら立派な秘書になるかもしれないような感じの人だ。ただニーナは自身を認識していることに驚いていた。もちろん扉が開いたから反射的に挨拶をしただけかもしれないと考えたが、ちゃんとニーナを見て言っていたのでその考えも消えた。

「えっと、部屋を借りたいんですけど」

「はい、ギルドカードはお持ちですか?ないなら構いませんがちょっとした割引があるので」

 若干ドキドキしながらギルドカードを見せるニーナ。そんな心境を知ってか知らずかギルドカードを確認していく。その表情はthe 仕事人といった感じだろうか。与えられた仕事には妥協を許さない、そんな

瞳をしている。

「確認取れました。お部屋は201号室です。お食事はここの食堂でも、外で済ましても構いません。浴場はいつでも使えます。お代は泊まった日数、チェックアウトするときにお願いしています。なので遠出する際はご注意ください。申し遅れました私この宿の支配人をしておりますリーンです。何か困ったことがあったらご相談ください」

「私はニーナです。しばらくお世話になります。リーンさん」

 簡単に挨拶を済ませたニーナは鍵を受け取り部屋へと向かう。まだ時間的に早い気もするが、疲労もピークに達していたニーナは少しふらふらしている。両手に抱えた袋を備え付けのクローゼットに、唯一の持ち物であるアイテムポーチは魔力登録式金庫に放り込み、備え付けてあったシャワールームへ向かう。

 実はこの部屋ほかの部屋と違い、かなり優遇されている。それに応じて料金も高くなっているのだがニーナは知る由もない。リーンが気を利かせたのかそれとも先を見越してやったのかは定かではないが、いずれにせよ支払金額を見てニーナが倒れそうになるのはまた別の話。

 先ほど買ったばかりの寝間着に着替え、よく整えられているベットに潜り込むニーナ。布団から飛び出ている尻尾が小さく揺れていることから布団に満足していることがうかがえる。

 まだ日も沈んでいないが、強力な睡魔がニーナを襲う。それに抗わずそのまま意識を闇へと落としていった。

 


 鳥や獣の鳴き声に代わって窓の外から聞こえるにぎやかな声で目を覚ます。

 外は快晴、ぽかぽかした陽気の中で人が行きかい、道路際では行商人が声を張り、各地の品を売りさばく。王都ということでその数も多い。

(朝・・・か・・)

 体を起こし昨日買った例の服に着替えるニーナ。まだ眠いのか尻尾は力なく垂れ下がっており、目も完全に開いていない。着替え終わり洗面台へ、何度か顔を洗いまだ寝ている目と脳を起こす。

 目がシャキッっとしたところで出かける準備。上からローブを着て顔を認識されないようにフードをかぶる。このフード自体に認識阻害魔法がかけられているので、かぶるだけで効果を発揮する。

 (よし、準備完了)

 今日のニーナの予定は初めてのクエストを受けることだ。当面のお財布事情を解決するためにはクエストを受けるのが一番手っ取り早い。

 鍵を閉め食堂へ。やはり朝ということもあってか、かなり人が多い。ちょうど開いていた端っこのテーブルに陣取り、適当なものを注文し、腹に収めていく。

 (ふむふむ、北の山岳周辺で魔物が活発化、ねぇ。ろくでもないことが起きそうな気がする)

 フードの下の耳を使い、隣のハンターたちの会話を盗み聞きする。適当に朝食を済ませエントランスへ。

 「あ、リーンさん。おはようございます」

 「ニーナさん。おはようございます。お出かけですか?」

 カウンターで事務仕事をしていたリーンに声をかけるニーナ。今日も今日とてお仕事頑張っている様子である。

 「はい、クエストを受けようと思って」

 「そうでしたか、くれぐれも気を付けてください。無茶なことをして命を散らしてきた人はたくさんいるのですから」

 「もちろんです」

 リーンの言葉に力強く返事をするニーナ。ニーナとて無意味なことをして命を捧げるほど馬鹿ではない

 「あっ、それと準備はしっかりしていってくださいね。お金が足りなければギルドで貸していますので」

 「ちょうどよかったです。お金がなくてやばかったので...では、行ってきます」

 「お気をつけて」

 宿を出て隣にあるギルドへ、お金を借りて市場へ向かう。ここではいろいろなものが売られており、大抵のものはそろってしまう。

 (今回必要なのは、応急セットに武器、かな?最悪魔法でどうにかなる気もしないではないけど)

 がすぐに考えを改め、慢心はいけないと自らにくぎを刺すニーナ。

 立ち寄ったのは雑貨屋。ここには便利なアイテムから、ちょっと何に使うかわからない変なものまで取り扱っている。

「このメディカルキットとナイフ一本ください」

「はい、まいど~」

 ギルドカードを渡して精算してもらう。この中には先ほどギルドから借りた金額が情報として入っている。いちいち硬貨を持ち歩かなくて済むためかなり楽な方法だ。

メディカルキットの中には包帯を始めとした、簡単な応急処置ができるよなものがセットで入っている。上級者になれば自分で調合して自作の薬を作ったりするそうだが、最初はこれでも十分だ。

 次の目的地、武器屋。軒先にはいろいろな種類の武器が置かれており、ハンターと思わしき人が実際に手に取って品定めをしている。店の奥には鍛冶師が新しい何かを作っていた。赤く燃え上がった炎による熱気でこの周囲だけ温度が違った。

 (ふぇ~ここまで熱気が届いてるよ...ん?)

 ふと、ニーナの目が一本の刀にくぎ付けになった。周りのそれと比べると存在感が薄く、かなりシンプルなデザイン。それでもニーナを引き付ける何かがあった。

「あの刀を見せてもらってもいいですか?」

 どうしても自分で確かめてみたくなったニーナは店番の人に声をかける。ニーナにはこの機を逃すとあの刀とは二度と会えないような気さえもしていた。

「あ~...あれですか...かまいませんよ。少々お待ちください」

 店員が刀を取りに行き、ニーナに手渡す。

「どうぞ。と言っても鞘から抜けないんですけどね」

 ニーナが刃を見ようとして鞘から抜こうとしていたら、店員からそんな言葉が出る。

「抜けない?なぜですか?」

「わからないんですよね。何人もの人が試して、この謎を解き明かそうとしましたが結局わからないままずっとあそこに放置されていたんですよ」

「そうですか...いくらで売ってくれます?」

「は?」

 店員から気の抜けた返事が出る。それも当然、鞘から抜けない刀などその辺の鉄パイプと同じだ。それを買おうと言い出したのだ。しかしニーナはこの刀を手にした時から買う気でいた。

「そんなものお金なんていりませんよ」

「そう..ですか?それじゃ、もらっときます。あと、ダガーの類を見せてもらっても?」

「どうぞ」

 しばらく物色した後ニーナは一対のダガーを購入。どちらも刃渡り30センチほどの大きさで全長45センチほど。サバイバルナイフを想像するとわかりやすいかもしれない。

 ニーナはローブの内側に短剣を抜けない刀は帯刀してルンルンと、ギルドへ向かった。

(あっ...私刀使えたっけ??....練習しよ....)

もらったはいいものの幸先が不安ではあった。




「 <納品クエスト・レッドマッシュルームの納品・場所、シュバルツバルト 表層>このクエストでよろしいですか?ニーナさん」

「はい。間違いないです」

 今回ニーナが受けるクエストは納品クエスト。読んで字のごとく一定量を納品するだけ。一見簡単そうに見えるが、目的の物を探すためにフィールド上を駆け回らなければいけないという、意外と時間のかかるタイプである。一方フィールドを回るため、その場所に関することを覚えることができる。最初の頃にはうってつけのクエスト。レッドマッシュルームとは調合素材の一つ。群生していて割と需要が高い。シュバルツバルトとは、黒い森という意味で、その名の通り奥にけば行くほど木が大きくなり日光もさえぎられてくる。また危険度に合わせ表層、中層、深層と大まかに分かれているそれ以降は魔の森などと呼ばれ命の保証はできない。今回は表層なので比較的安全な場所での依頼だ。魔界では絶えず人間の予想もできないことが起こる。よってハンターの死亡者数は、国の衛兵死傷者よりも多い。

 それでもハンター希望者が後を絶たないのはその性質ゆえかはたまた危険性から来るのかは謎である。

「契約完了しました。その先の転移魔方陣から出発できます。ギルドカードを水晶の板にあててください。転移がスタートします。お気をつけて」

「もちろんです」

 指示された場所へ行きギルドカードを水晶の板にかざす。一瞬淡い光を放ちすぐに収縮。ニーナ魔法陣の中心に立ち転移の時を待った


 鼻腔をくすぐる森のにおいと草、土のにおい。目を開けると森の手前にできたベースキャンプ。

「ここが...シュバルツバルト」

 うっそうと茂る木々。その手前にニーナはいる。

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