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プロローグ
子供の頃、魔法やモンスターなんかのファンタジー世界に憧れていた。
そんな世界に行ってみたい。
それは高校生デビューを果たした今でもそう思っている。
けど・・・・・・
自分の生まれた場所がファンタジー世界になってほしいなんて思わなかった。
考えてみろ、自分の生まれた場所が魔法やモンスターに壊されたりしたら、その時は大好きなファンタジーが嫌いになってしまうかもしれない。
だから、ファンタジーは幻想や夢物語でいいんだ。
その世界に恋い焦がれ、そこに住む人々に憧れる。ただそれだけで、ファンタジーは楽しいのだ
そう・・・・・・楽しいのだ