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メチャクソごちゃごちゃパッパラ無秩序クッキング

作者: 箒星 影



「さぁ幕を開けたぞデーモン3分クッキング第3565回! 今宵も貴様らのほっぺたを地獄に叩き落としてくれるわ!! グワハハハハハハ!!」


「アシスタントの小野クレオ楊貴妃パトラ小町です。顔面偏差値は3です。ヤンデレ織田信長のモノマネします。『鳴かぬなら 貴様を殺して ワシも死ぬ』」


「本日貴様らに振る舞う飯は『こげまみれホクホク冷製パスタ風クレープ ~こげまみれホクホク冷製パスタ風クレープを添えて~』だァ!! 材料を揃えろ!! ただちに揃えろってば!! グワハハハハハハ!!!」


「本日使わない食材はこちら、パイナップルとエリンギとレタスと塩昆布です」


「いや邪魔~!! ジャマママママママママママママママママママ!!!」


「きゃあああああああ先生が壊れた!! 冬に短パン履いてるガキは夏に年越しとけや」


「では無事にワシがぶっ壊れたところで鍋に火をかけるぞグワハハハハハハハハハハ!! グーワーハーハーハーハーハーハー!!」


「いや点火がツボのデーモン初めて見た感動で目からエキス!! アシスタントの小野クレオ楊貴妃パトラ小町と申します」


「まず鍋に先ほど用意しそびれたコンニャク(偽名)を入れて6光年ほど煮込むがよい!!」


「そして70光年ほど煮込んだコンニャク(仮名)がこちらです。ますらをぶり」


「ふむふむ、いい感じに肉汁が出ておるな。たをやめぶり」


「そうですね先生!!!!!!!!!!!!!」


「うるさっ…………さて続いてはこれにポテトチップスのじゃがいも味を三枚ほど加えるがよい」


「こちら工場に行かないと手に入らない超希少部位なんですよ~!」


「急に校歌斉唱するでない」


「申し訳ありませんでした。しかも三番でした。お詫びにモノマネやります。まかり間違って10円玉に乗り移ってしまったコックリさんの食レポ『あついあついあついあつい!!! 人指し指と紙の織り成す摩擦のハーモニーたるや!!!』」


「次に玉ねぎを飴色になるまで炒めます」


「焦げないよう、弱火でじっくりと炒めるのがポイントです」


「グアムムムム!! 耳の裏がかゆくなったタイミングでオクラ(※オクラではないっ!!)を鍋から出してオリーブオイルの蓋を開けたら、すぐにオリーブオイルの蓋を閉めるのだ!! グアムムムムムム!!」


「笑い方グアムやん。グアムの面積は淡路島とほぼ同じくらいらしいですよ先生!!!!!!!!!!!!!」


「うるさっ…………さて最後に一度フェイントしてから皿に盛り付ければ完成である!」


「わあすごい! こんなに簡単にリンゴのすりおろしが!? 醤油かけたプリンをウニに食わせたら共食い判定になるのか教えてくれよ一生のお願いだから」


「今なら送料無料(金は取る)!!!」


「ここで番組にお手紙が届いております!! 東京都『アメリカンイタリアンロシアンブラジリアンカメレオン』さんからのお便りですがペンネームつまんないから読まないまた来週!!」








「さぁ幕を開けたぞデーモン3分クッキング3566回! 今宵も貴様らの舌を旨味で引っこ抜いてくれるわ!! グワハハハハハハ!!」


「アシスタントの小野クレオ楊貴妃パトラ小町です。顔面偏差値はルート6です。猫舌ゴジラのモノマネします。ギャオオオオオオオオン!! 炎を吐いた張本人が最もダメージ受けてるのなんとも皮肉な話ギャオオオオン!!!」


「本日貴様らに振る舞う飯は『チキンビーフと馬のジンギスカン風ポークチョップ』である!!」


「まず最初に冷蔵庫の中に入っている生肉を全て食べ、しっかりとお腹を壊しましょう!! これで下準備は最悪です!!」


「腹が壊れれば壊れるほどおいしくなるぞ!! 腹痛は最高のスパイスとはよく言ったものだ!! グワハハハハ!!」


「なんだかライオンになった気分ですね先生!!!!!!!!!!!!」


「うるさっ…………では下準備も済んだところで、早速ニンジンを君が望むままに微塵切りにするがよい!!」


「いやああああああああん!!! わたしの家計の消費支出に対して食費が占める割合を計算しないでぇぇぇぇぇぇ!!! 感じちゃうのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」


「あっ、エンゲル係数が性感帯の女だ。さてここで『ニンジン微塵切り』って10回言うがよい!!」


「ニンジン微塵切りニンジン微塵切りニンジン微塵切りニンジン微塵切りニンジン微塵切りニンジン微塵切りニンジン微塵切りニンジン微塵切りニンジン微塵切り!!!!!!!!!!!!!!」


「うるさっ…………ではこれをフライパンの上でしばらくチラつかせた後すぐに隣の鍋に入れろ!! フライパンの嫉妬する顔を見るまでは決して死なんぞワシは!! フライパンンンンンンンンンンン!!!」


「きゃああああ先生が壊れた!! わたし学生時代に給食の紅白なますに告白してフラれたことありますけども?」


「これがほんとの告白なます、じゃな?(とびっきりのイケボで)」


「ブワックション!!! あああああせっかく微塵切りにしたニンジンが全て空へ!! 御武運を!!」


「お主さっき『ニンジン微塵切り』って9回しか言ってなかったじゃろ。後で楽屋来いよ」


「やったあああ!! わたし呼び出し大好き!! ウェルカム説教!! ウェルカム説教!!!」


「次に玉ねぎを飴色になるまで炒めます」


「焦げないよう、弱火でじっくりと炒めるのがポイントです」


「ここで毎回恒例のヘドバンタイムと洒落込もうぞ!! フォォォォォォォォ!!」


「フォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!」


「うるさっ…………最後に焼きおにぎりが泣き止むまで優しく抱き締めてあげれば完成である!!」


「わたし最近おでこにホクロできたんですけどいつかここからビームが出ることを願って今日から毎日水やりをしようと思います」


「キスミー」


「ここで番組にお手紙届いております!! 大阪府『でけえクジラ丸飲み住職なんだもん』さんからのお便りですがペンネームつまんないから読まないまた来週!!」











「本日の『デーモン3分クッキング』ですが、出演者の意味不明な発言により放送中止となりました。代わりに囲碁と見せかけて将棋トーナメントの準決勝と見せかけて決勝の生放送と見せかけて録画を放送させていただきます」


「あべべべべべべ」


「先手、感電。まで0手をもちまして、後手の佐藤名人(8級。猫派)の勝ちでございます。それではみなさんこんにちは」











「バウバウバウババウバウ!! アオオオオオオオオン!!! バウバウバウバウバウバウ3567ババウバウ!! バウバウバウン!!? キャンキャンッ!!」


「バウババウバウバウンバウウウウバウバウッッ!! キャインキャインバウバウバウバババウバウバウ!! バウバウババウバウバウバウンバウン!! 『バウバウバウンバウン』 バウッバウンバウン……バウッバウ!! ハッハッハッハッ……」


「バウバウバウバウ『バウバウキャインアオオンバウバウバウンバウ ~バウバッウバウン~』バウウウウウ!!」


「アオンッアオン!! バウンアオン!! バウバウバウッウバウッウ!!」


「バウーンバウ!! バウ、バウバウッ!! バウッバウバワウ!?」


「キャンキャンキャイン!!! キャンキャイン!!!」


「アオン? アオアオン!!! キャンバウバウッ!!!」


「バウバウバウ!! バウッバウバウバウバウ!!! バーウバウッバウーン!!」


「バウ? バウバウ。バウッバウバウバウバウ。バウッ、バウバウバウ!!!」


「バウバウン!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


「アオンッ…………バウババウ、バウバウンバウバウ!! ハッハッハッ!!」


「バウバウンバウ!! バウバウバウーンバウーンバウッッ!!」


「次に玉ねぎを飴色になるまで炒めます」


「焦げないよう、弱火でじっくりと炒めるのがポイントです」


「バウバウンアオン!! アオアオアオアオアオアオア!!!!」


「キャイイイイイインバウバウバウ!! バウッ!? バウバウッバウバウン!?」


「バウーバウーバウン。クゥーンクゥーン……」


「バウウウウバウバウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


「アオンッ…………バウウウウバウバウ『バウッバババウッ』バウン!!」


「キャインキャン!!」


「バウッ!! バウバウ!!!! キャンキャンキャンキャン!!!」


「バウバウバウバウアオンアオンアオーン!! バウバウバウバウ『アオンバウバウンバウバウン』バウバウンバウバウ!!! アオオオオオオオオン!!! ハッハッハッハッ!!」











 ワシは小野クレオ楊貴妃パトラ小町さんに恋をしている。











 類いまれなる美貌と真面目な性格、穏やかで気品溢れる立ち振舞い……どれをとっても最高の女性じゃ。



 今日はデーモン3分クッキングの最終回の収録日。



 収録中のここぞという時に、小野クレオ楊貴妃パトラ小町さんに想いを伝えるのじゃ。



 絶対に告白を成功させてみせる。






 絶対にな。






「さぁ幕を開けたぞデーモン3分クッキング最終回の第3568回! 今宵も料理という名の針山地獄で貴様らの味覚を刺激しまくってくれるわ!!」


「アシスタントの小野クレオ楊貴妃パトラ小町です。顔面偏差値は8リットルです。オーブンから取り出したグラタンが熱すぎたときの貴婦人のモノマネします。『冷ますザマス』」


「本日貴様らに振る舞う飯は『ぶりの照り焼き ~ぶりは諸事情により欠席~』じゃ!! まずは下準備としてドレミの歌を歌うぞよ!!」


「ドーはしあわせファー!!!!!!!!!!!!」


「うるさっ…………さて次にかき氷のシロップを全部フライパンに入れるぞ!!! イチゴメロンブルーハワイレモンみぞれグレープマンゴー抹茶!!!」


「うわあすごい!! きったねぇしくせぇしうまそう!!! ガハハッッッッッッッッ!!!!!!!」


「うるさっ…………ここでダチョウは脳よりも目の方が大きいことを利用して鍋にパスタを投入することに意味がある!!」


「(*ゝω・*)」


「続いてレンコンを電話のように持ってシャリシャリモシモシフィーバータイムじゃ!! シャリシャリモシモシシャリシャリモシモシ!!!」


「うひゃひゃひゃひゃシャリシャリモシモシシャリシャリモシモシシャリシャリモシモシッ!!」


「びゃままままままシャリシャリモシモシシャリシャリモシモシシャリシャリモシモシシャリシャリモシモシ!!!」


「ぽゅぺぺぺぺべぺシャリシャリモシモシシャリシャリモシモシシャリシャリモシモシシャリシャリモシモシシャリシャリモシモシ!!!」



「「シャリモシモシシャリシャリモシモシシャリシャリモシモシシャリシャリモシモシシャリシャリモシモシシャリシャリモシモシシャリシャリモシモシシャリシャリモシモシシャリシャリモシモシシャリシャリモシモシシャリシャリモシモシシャリシャリモシモシシャリシャリモシモシシャリシャリモシモシシャリシャリ」」





「わたしは先生のことが大好きです。こんなわたしでよければ付き合ってください」





「ごめんなさい」





「なななななななななななななんでやねんおまえゴラアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!おまえわたしに恋しとるんちゃうんかああああああああああああああああああい!!!!!!!ピャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!フラれてもうたでわたくし!!!フラフラフラフラフラフラフラれてもうたでわたくしイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!恥ずかしすぎて穴があったら埋葬されたいでございまするぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」




「うるさっ…………」






        

          TRUE END『飴色の想い』







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