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私がよくやる、おかしい設定。現実世界では起こらないこと。

　今回は、私がよくやってしまう「おかしい設定、現実世界では起こらないこと」について書いていきます。

　小説のストーリーに合わせてキャラや設定を考えていますが、「普通はありえないよな……」と感じることです。

『男子について』

・同い年の女の子の呼び方が、おかしい。

　よくやってしまうのが「お前」という呼び方。また、「ニックネーム」「下の名前」「ちゃん付け」などで書いてしまいます。大抵は、「苗字呼び捨て」ですね。

・可愛いと素直に言うのは、おかしい。

　好きな女の子に「可愛い」と伝えられる男子は少ないですね。

・女の子の体に触れるのは、おかしい。

　腕や手首を掴むことはありますが、手を繋ぐ、頭を撫でる、抱きしめることはしません。

・将来の夢が結婚なのは、おかしい。

　「スポーツ選手」「警察官」「先生」「医者」などが、ほとんどだと思います。「結婚して幸せになりたい」と願っている人は少ないですね。

・男子高校生の趣味が恋愛なのは、おかしい。

　普通は、「スポーツ」「ゲーム」「音楽」「ファッション」などが多いと思います。恋愛に興味ありな男子は少ないですね。

・男らしい趣味や特技がないのは、おかしい。

　「サッカーが得意」「ストレス発散にテニス」「友だちとゲーム」など、男の子っぽい趣味や特技がないのは変ですね。

・女の子の気持ちに気づいたり相談に乗ってあげるのは、おかしい。

　「何か悩みがあるの？」と気づくことは少ないと思います。気づいても、どうすることもできないのが普通です。

・女の子を家に連れてくるのは、おかしい。

　「俺の家に来る？」「泊まっていけば？」と言う男子は、ほとんどいません。

・いつも奢るのは、おかしい。

　彼女なら奢ったりしますが、ただの友だちならワリカンにしようと考えると思います。

・すぐに泣くのは、おかしい。

　女の子の前で泣いたら弱虫みたいで、かっこ悪いですね。泣きたくても堪えるのが男だと思います。

・いつも送っていくと話すのは、おかしい。

　好きな子なら送っていくかもしれませんが、普通の友だちならすぐにお別れだと思います。

・母との仲が良すぎるのは、おかしい。

　「口喧嘩ばっかり」「怒鳴られて、うんざり」など、少し仲が悪いイメージがします。まるで恋人同士のように仲がいいのは変ですね。

・自信がなさすぎるのは、おかしい。

　とにかく自信がなくて情けない男子ばかりです。もっと自慢したり、俺様な態度をとるものだと思います。

・ごめんと素直に謝るのは、おかしい。

　けっこう頑固なイメージがあるので、喧嘩をした時に「ごめん」と先に謝るのは女の子の方だと思います。

・友人が少なすぎるのは、おかしい。

　私が書く男子は、本当に友人が少ないです。もっと友人作りうまい男子を作りたいんですけどね……。

・ヒーローのように助けられるのは、おかしい。

　ヤンキーや不良が現れても、冷静になって女の子を護るっていう男子は少ないと思います。「どうしよう？　勝てるかな？」と焦って、結局逃げるのが普通ですね。

・人前でも平気でイチャイチャするのは、おかしい。

　周りに人がたくさんいるのに、手を繋ぐ。可愛いと褒める。愛していると伝える。抱きしめる。キスをするなんて人はいません。

『女子について』

・まだ彼氏がいないのに、結婚や出産について憧れるのは、おかしい。

　まだ相手も見つかっていないのに、「お母さんになりたいなあ」と想像するのは変です。

・同い年の男子の家に行くのは、おかしい。

　普通は「いやらしいことされるんじゃないか？」と考えるものですね。「泊まりたい」「無防備な姿で寝る」なんてこともしません。

・十代で結婚願望があるのは、おかしい。

　結婚願望がある子もいるかもしれませんが、彼氏がいない時に結婚について考えたりしませんね。

・触られて喜ぶのは、おかしい。

　好きな人だったら嬉しいかもしれませんが、ただの友人だったら不快になります。「べたべた触らないでよ」という気持ちになります。

・クリスマスやバレンタインデーなのに盛り上がらないのは、おかしい。

　特にバレンタインデーは、彼氏がいなくても友チョコ作ったりして楽しいんじゃないでしょうか？　私には縁のないイベントだと盛り上がらないのは変ですね。

・恋愛の悩みしかないのは、おかしい。

　勉強、友だちとの関係などの悩みもあるはずです。恋愛ばかりは少ないです。

・彼氏だけがほしいと願うのは、おかしい。

　あんまり彼氏について考える子はいないかもしれません。他にも、ほしいものはいくらでもあります。

・好きだと告白されても喜ばないのは、おかしい。

　好きだと言われたら、天にも昇る気持ちになります。「本当に好きなの？」「嘘じゃないの？」と疑ったりしません。

・相手の母親に可愛がられるのは、おかしい。

　まるで娘のように愛されるのは少ないですね。

『友人、家族について』

・男の子の母が美人すぎるのは、おかしい。

　イケメンなら母も綺麗じゃないと変だと思って美人と設定していますが、少し不自然かもしれませんね。

・家族のような親友がいるのは、おかしい。

　「かっこいい彼氏が現れて、結婚して幸せになってほしい」と言う親友はいませんね。そういうのは、血が繋がった家族しか言いません。

・友人との喧嘩がないのは、おかしい。

　ぎくしゃくさせたくないので喧嘩するシーンは書いていませんが、あまりにも仲が良すぎるのも不自然かもしれませんね。

・父が単身赴任してばかりなのは、おかしい。

　登場シーンが少ないので、父親は単身赴任や海外で仕事する設定にしていますが、毎回それなのは変ですね。

『その他』

・好きだと気付くのが早いのは、おかしい。

　好きだとわかるのは、だいぶ時間が経ってからですね。一目で「結婚したい」とまで思うことは少ないです。

・いつも徒歩なのは、おかしい。

　高校生なら、自転車を使ったりもします。いつも歩きという人は、あまりいません。

・夏休みに出かけるシーンがなさすぎるのは、おかしい。

　楽しい夏休み。お祭りや海やプールなどイベント盛りだくさんなのに、いつも家にいる人は少ないです。

・行く場所が喫茶店しかないのは、おかしい。

　もっと行く場所はあるのに、喫茶店ばかり。これも変です。

　ストーリーに合わせるために、「変だけど、こうするしかない」と設定していることは数えきれないほどあります。

　だけど、できれば現実世界と同じように書きたいという気持ちも、すごくあります。「本当にいる人間」を作れるように、私も頑張らないと……。