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風を感じる

作者: みなはら


遠くからの便りがとどく


そんな思いだった



覚えているか?


そんな問いかけを受けたようにも思えることだった




風に流すように発した言葉


その言の葉の


流して消したはずの風



それが消えずに巡り来て


言の葉を発した自分の頬を撫でる


微かな残り香のような風に触れる



そんな思いがけない気持ちになる


心安らぐ出来事だった




言の葉の風


流したはずの風を感じる




巡る言の葉の風は


世界を旅して


その風はやがて


自らの心へと届き



心は自らが発したはずの


言の葉の風の想いを受ける






風は世界を巡り旅している





流したはずの風を感じる




いつかの想いへと出会う









-つぶやき-


感想というのは力ですね。

今回、ある方から感想を頂いてそんな気持ちを強く受けました。



自分が前に書いた詩に頂いたものでした。


お恥ずかしい話ですが、詩作品というのは書いた言葉が直ぐに出てこないことがあります。

言葉として出したことで、記憶から抜いてしまうものがあったりなのですね。←時おりそうしたことに気づきます。頂いた感想をきっかけに読み返して、ああ、良いこと書いてるな(笑)と自画自賛したりとか(苦笑)


詩というのは、自分の中では想いの刻み方、込め方が、物語作品とは少し違うようです。←物語というのは、自分以外の登場人物の想いを込めたりするので、想いを記憶として残すやり方が違うのかもしれません。



自分が発したはずの言の葉の風が、

読まれた方の、感想という言の葉の風として自分に響いてくる。


面白いものです。

改めて文章を書くことの面白さを再認識した気持ちを受けました。


文章を通じた、言の葉のやり取りというのはとてもよいものでした♪



風を感じました。言の葉の、想いという風を。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 残した言葉が人を励まし、その人からの言葉が巡る風のように自分に返ってきて励ましてくれる。なんて素敵な循環でしょうか…。これからも素敵な詩をたくさんよろしくお願いします!
[良い点] 「言の葉の風」 うんうんそういう時あるよなぁ。 と思いながら読ませていただきました。 とても素敵な作品をありがとうございました。
[一言] 「言の葉の風」、なるほどと思いました。 自分が起こす風に、遠くまで吹き渡る力など無いものと思っているのですが、ときどき「私のところには届いてるよ」と言ってくださる方がいます。そんな暖かな風を…
感想一覧
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