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36エピローグ・・?


ミークルーガーに乗れば王国中がひとっ飛び。

見回りするかたわら、故郷の村へ行ってみた。


・・・・


村は徐々に自然へと戻っていく。

植物が道や民家を侵食していた。


変わらないものはない。

人も、世界も。


あの頃が懐かしい。

貧しく大変だったけど、もう戻れない日常に哀愁を感じる。


俺は墓参りをして帰った。


・・

・・・・


領主「止まらないミークルーガーの猛攻!兵たちに死の恐怖がよぎる!」

領主「縦横無尽に戦場を地獄へ変える化け物に対し、オレが決断を下す!」


領主「キメラにゴーレムを乗せるんだ!キメラゴーレム爆誕!」


領主「キメラのスピードとゴーレムのパワーがミークルーガーの動きを止めた!」

領主「今だ!人間の強さを見せつけろ!」


領主「オレの指揮で勢いを取り戻し、ミークルーガーを追い詰める!」

領主「時は満ちた!王国の巫女よミークルーガーを封印するのだ!」


領主「かくして、ミークルーガーの封印に成功。オレの活躍で人類に平和が戻ったのだ。」


子供1「すごーい!」

子供2「りょうしゅさまかっこいー。」

子供3「もっとはなししてー。」


領主「もっと褒めたたえろ。」


大人1「いや嘘に決まってるだろ。」

大人2「まったくだ。第一そんなすげーことしたのになんでこんな離島にいんだよ。」

大人3「左遷だろどうみても。」


領主「ふっ、オレは功績をあげすぎた。」

領主「王はオレの力を恐れたのだ。」


領主「ミークルーガーはオレの下僕に封印された。」

領主「そいつはミークルーガーを使役できるようになってな、その気になれば王国を滅ぼせる。」

領主「オレの知恵と下僕の力が合わされば世界をも滅ぼせるのだ。」


領主「最低でも従国の王になってもおかしくないほど多大な功績をあげたオレは、王へ最後の忠誠を示した。」

領主「それがここ、王国の外れにある島への赴任。」

領主「野望などございません。王のため、民のため、王国のためにこの身を捧げると誓ったのだ。」


大人1「・・いや嘘だろ?」

大人2「そんな化け物が人間に従うわけねーだろ!」

大人3「証拠を見せろ証拠を!」


あ、領主様手紙ですー。


領主「おう瑪瑙か。相変わらずミークルーガーを便利に使ってんな。」


はい。戦う以外にもできることはたくさんあるんですよ。

優しい使い方です。

見回りの途中によっただけなので、失礼します。


領主「爵位ももらったというのに、仕事バカだなありゃ。」


大人1「・・え?マジ?」

大人2「まさか・・あれがミークルーガー!?」

大人3「すみません!本当だったんですね!!」


領主「オレは心が広いから気にしてないぞ。」

領主「手紙は・・ほう、お前読んでみろ。」


大人1「は、はい!」


大人1「”領主様が離島へ行ってからも、こちらは変わらずやっています。”」

大人1「”訪問客が多くて大変ですが・・今まで領主様が人知れず対応してくれていたんですね。”」

大人1「”いつ領主様がお帰りになられてもいいようにしていますので、戻られるときはいつもの屋敷へお越しください。”」


領主「あいつには手紙の書き方も教えてやるべきだったな。ツッコミどころ多いがまず挨拶くらい入れとけや。」


子供1「かえっちゃうの?」

子供2「やだーもっとあそんでー。」


領主「優秀すぎると周りが放ってくれないな・・ふ、困ったもんだ。」

領主「まあここは飯がうまいからもう少しいてやってもいいぞ。」

領主「あら汁ガチでうめーわ。」


子供3「りょうしゅさまけっこんして!」


領主「お前いくつだ?」


子供3「9」


領主「・・ギリギリか。」


シェフ「ガチでOUTです。」


・・

・・・・


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