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31再戦!ミークルーガー


戦闘は既に激しいものになっていた。


5体のミークルーガーは暴れながらこちらへ近づいて来る。

・・誰もそれを止められない。


雫さん!俺の左目の封印石を使ってください!


雫「そうさせてもらう。足止めしないとな。」

雫さんが呪文を唱える・・うん、見た目の変化がないからよくわかんないや。


レイン「いた!瑪瑙、あなたの兵じゃないと止められないわよ!」


全員参加かなこれは。

っと、この剣はどう使えばいいんだろう?


蛇の紋章が入った剣を抜くと、強く光り輝いた!


ミークルーガーH「あれは・・双天の印!」

ミークルーガーE「やはり・・天使が裏にいたか・・」

ミークルーガーN「我らを滅ぼすつもりか・・」

ミークルーガーT「ち、力が・・抜けていく・・」

ミークルーガーA「固まれ!このままでは維持できないぞ!」


ミークルーガーたちが集まり、2体のミークルーガーになった。

・・これが難易度ノーマル?2体ならいけそう。


ミークルーガーI「片方は私が引き受けます。もう片方をお願いします。」


左目の封印石からミークルーガーIが出て戦いに向かった。

・・仲間だと頼もしいなぁ。というか勝手に出入りできてない?


他のみんなの力も借りるか。

ゴーレム、キメラ、空間兵、バジリスク、ノーライフ、ノーマル召喚!

みんな頼むぞ!


あ、戦車どうしよう。

・・まぁ必要ないかな。


形勢は逆転した。

弱体化したミークルーガー2体は敵じゃなかった。


・・

・・・・


こうしてミークルーガーの死骸?を見ると、やっぱり不思議な形している。

どの生き物とも共通点がない。


大抵の動物は目や口があるし、植物は動物とは違うけど、血液を持っている。

どの生き物にも何かしら他の生き物と共通点がある。

それはこの世界で生まれ進化してきた証だ。


・・だとするとミークルーガーは・・


ミークルーガーI「これいらない?もらっていい?」


え?

別に・・構わないと思うけど。

仲間にミークルーガーがいる以上、はく製とか展示とかはしないと思うし。


ミークルーガーI「いただきまーす。」

ミークルーガーの死骸が、ミークルーガーIにくっついていく・・


ミークルーガーI「分離!」

ミークルーガーが・・再び6体になった。


ミークルーガーI「これで元通り。さ、おうち帰ろう。」


6体のミークルーガーは、左目の封印石に入っていった。

・・もしかして、6体全部倒さないと復活するタイプ?


・・

・・・・


これで・・平和と言えるのだろうか?


外国は、6体のミークルーガーを見せただけで友好を求めてきた。


一応俺たちも王国と和解・・したのかな?

王国が太平の世を祝うパーティを開いてくれているけど・・。


ミークルーガーがいなくなったわけじゃない。

それでも平和と言えるだろうか?


パーティの輪から離れ、ひとり物思いにふける。

・・あ!


女神像に似た女の人がいた。


?「平和なのが不満?」

・・不満というわけでは・・ミークルーガーは倒さなくてもいいんですか?


?「殺すだけがすべてじゃないわ。なんでも使い方次第よ。」

?「戦車を出して。」


あ、そうだ。預かってたままだった。

魔法板を渡すと、女の人は戦車を呼び出した。


こ、こんなところで何するんですか!?


?「撃って。消音でお願い。」

戦車「あいよ!」

戦車は、空に向かって水を砲撃をした。


少しして・・空に虹がかかった。

・・綺麗だ。


?「知らなければ、この子は殺戮の兵器としてしか使われない。」

?「考えて。優しい使い方を。」


女の人は、戦車の魔法板を俺に渡して去って行った。


・・あの女の人・・250年前にミークルーガーを封印する方法を授けてくれた人・・だよね?

王様の話では、悪魔みたいな扱いだったけど・・

もしかして・・ミークルーガーを改心させるために?


だとしたら、250年の時をかけての計画になるのか。


雫「こんなところにいたのか・・お、虹じゃな。」

はい。


雫「・・こういうのも、悪くないのう。」

雫さんが、腕を絡めてきた。


ズン!ズン!ズン!!ズンッ!!!


王「ドゥオリャアアアアア!」

王様が俺たちの間に入って来た。


王「巴!何こんな男と腕を組んでいるのだ!」

王「昔からお前の周りには容姿端麗な兄たちがいたであろう。それなのになぜこんな平凡そうな男を選ぶ!!!」


雫「イケメンは飽きた。」


すげえ・・王族すげえよ。

俺もそんなセリフ言ってみたい。


でも平民には無理かな。


王「・・」

王様?


クー「状況は把握しました。」

クー「先に瑪瑙を特定の人と一緒にしてしまえば、巴さんが惑わされる心配は無くなります。」


あ、クーさん。


王「先手を打つということだな。面白い。」

王「ならばお主が瑪瑙と一緒になるか?」


クー「・・ええ、瑪瑙さえ良ければ。」

え?


レイン「揃って楽しそうね。あら虹が出てるの。」

クー「レイン!あ、いえ別に・・他意はなくてですね・・」

レイン「?」


雫「ところで、母上はまだ戻られないのですか?」


王「ん?ああ、戻るよう伝えたのだがまだやることがあると言われてな。」

王「あやつは元々自由奔放なところがあるし、危険なことでなければ構わぬのだが・・何をしているか気になるところではある。」


なら様子を見に行きましょうか?


王「ははは、両親にご挨拶ってところか。死ぬか?ん?」

王「3食護衛付きの部屋に住むか?」


そんなんじゃないですっ。

あとそれ牢屋って言いません?


レイン「なら私たちも一緒に行くわ。いいでしょ?」

クー「そうですね。少し気になりますし・・」


レイン「気になるってなにが?」

クー「まだ目を覚まさない柚月さんは、巴さんのお母さんのところで働いていたのでしょう?」

クー「関係が無いとは言えません。」


え、それって・・


王「馬鹿な!あいつは悪事に手を染めるような女ではない!」


クー「はい。まだわかりません。」

クー「ミレソウ教は王宮の中までは影響力ないでしょう。」

クー「なら、殆ど柚月さんがやったことになります・・が、少々うまくいきすぎています。」


レイン「協力者がいるってこと?」

クー「可能性としてあり得るというだけの話です。」


できればみんないい人であってほしい。


ミミット「みなさんこちらにいましたか。」

ミミットさんとマーユさんだ。


マーユ「柚月様が目覚められました。」


・・

・・・・


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