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それから


伯爵領で過ごすようになりしばらくして、領地経営などの勉強を教えてくれる使用人で教師役のライと仲良くなった。

ライはまだ、伯爵の恋人ではない。だから早くライとエッチしたくて伯爵の恋人達との子作りを頑張った。彼らは優しかったし、流石両刀なだけあってテクニックが凄いのか、いつもめちゃくちゃ気持ち良かった。


最初の子は女の子だったけど、次は元気な男の子が生まれたので、ライを含め他の使用人達とのエッチが解禁になった。

ライ以外にも、丁寧に乗馬を教えてくれるネストや、美味しいお菓子をさらに可愛く飾り付けてサーブしてくれるパティシエのリェン、美味しいのに太らない料理を作ってくれる厨房頭のザック、外出時に護衛してくれる頼れる騎士のセルゲイなどなど、この家の人達はみんなそれぞれ魅力的な人ばかりなので、昼も夜も毎日が楽しい。


最初に言われた通り、妊娠した時誰の子かわかるように記録をしっかりつけているので、子どもを産むとその子の父親はみんな喜んでくれる。

子どもが好きなのか、伯爵も毎回喜んで労ってくれる。

それが嬉しくて頑張っていたら、あっというまに7人の子どもが生まれていた。


長女のアンは、ウィリアム様の側近兼恋人のランバーとの子ども。最近ちょっと反抗期なのかツンとした態度を取ることも多いけど、根は素直で可愛い子だ。


長男のシューは、ウィリアム様の友人で恋人のバーンとの子ども。バーンはがっしりした体の男臭い人だ。騎士団に勤めているため遠征や訓練などであまり遊びに来れないけど、うちに来る度にシューを構い倒していく。シューもなんだかんだ言って彼によく懐いている。

次期伯爵なのですでに勉強が大変だけれど、とても頑張り屋だ。


次男のチェイスはライとの子ども。ライによく似た可愛い顔をしている。「お母様」とすぐに甘えてくる仕草が可愛くてしょうがない。


三男のラッセルは、リェンとの子ども。まだ小さいのに「お母様に食べて欲しくて」と手作りのクッキーを焼いてくれた時には、思わず泣いてしまった。


次女のカレンはセルゲイの子なんだけれど、ちょっと変わっていて数学が大好きらしくライに色々教わっている。ちなみにライのことも大好きみたいで可能な限り彼の後をついて回っているのでちょっと妬ける。


双子のサンとジンは家令のアルノーとの子どもで、今はまだ乳母に任せっきりだ。小さくてとても可愛い。アルノーはすでに二人共この家を支える執事として育てるつもりらしい。


子どもの数は多いけど、使用人達が手分けして世話してくれるので、特に大変だと感じたことはない。

伯爵家の大きな食卓が、子どもが生まれる度に埋まっていくのがちょっと楽しい。食事は家族全員で、を基本とするウィリアム様も賑やかな食卓が好きみたいでニコニコしている。この調子でこれからもまだまだ産めそうな気がする、この前ウィリアム様にそうもらしたら、嬉しそうに笑って抱きしめられた。

ウィリアム様とは相変わらず体の関係はないけれど、よくこうして親愛の情を示してくれる。


こんな日々を過ごしている私は、今最高に幸せです!



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[一言] 本人幸せならそれでよし! 天職です
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