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7話 小学生は子どもでした
ここは、オアブスーパー山田店の近く、愛緒和県山田小学校。
給食に大ヒットアイス『金目鯛ポタージュ金と味アイスクリーム』が出された。口に入れた子どもたち、叫んだ!
「まずい!」
それを聞いた、担任教師はハッとする。
「先生もまずいと思っていた」
子供たちは、大爆笑していた。
子ども達が帰宅した。口々に保護者たちに本音で話す。
「金目鯛ポタージュ金と味アイス。まずいよ!」
保護者たちも、子どもの嫌いなアイスを買う必要などなかった。
オアブスーパー山田店でも、『金目鯛ポタージュ味アイス』を買うお客は、激減した。
店長は閉店後、売れ残ったのを一個買って食べてみた。
「やっぱり、まず……、いっ!」
その後、愛緒和県では、『金目鯛ポタージュ金と味アイス』は、売上が徐々に落ちて行く。