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6話 高校生も大人でした

 愛緒和県内の、某高校。冷房の効いた教室内は、休憩時間である。あちらこちらに友達の輪があった。

 その一つの輪には、声のトーンが高く声量がある女子生徒がいた。

「金目鯛ポタージュ金と味アイスって、おいしいよね」

 生徒は本心から、おいしいと感じたのだ。極めて少数派である。

 他の生徒たちも、「おいしい」と、言葉を合わせる。

 本音で「まずい」言ったら、最初に「おいしい」と発言した生徒に悪い。ささいなことで、友人関係を崩したくない。本心を隠す。

 職場やご近所同士の会話でもそうだった。一人が「おいしい」と言うと、みんなが続けて「おいしい」、と右にならえだ。

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