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学園の貴族様!  作者: 天色紅葉
プロローグ
1/8

産まれた!

またまた新しく書き始めてる……あと1つか2つ新しく投げたら連載中のやつ全部終わるまで新作は書きません!

 ――瞼を持ち上げるとまっっ白な光が飛び込んで来る、生まれた!生まれたんだ!おはよう、おはよう、新しい世界!

 ――ここが僕の新しい世界! これからを過ごしていく世界!






 優しいパパとママ、怒ると少し怖いお付きのメイド達に囲まれて過ごした僕はたくさんの事を学んだ、僕の名前、パパとママの名前、使用人たちの名前、身近にあるもの達の名前、世界には名前がいっぱいだ!

 お付きのメイドのリリィが次に教えてくれたのは文字だった、基本文字で表すことの出来ないところを補う補助文字や基本文字、数形文字を教えてくれた、魔法文字は難しいからまだ知らなくていいんだってさ、つまんないの。

 世界は毎日が新しかった、お屋敷のなかを探検して、リリィと庭へ足を運んだ、初めて町に出たときは心が踊ったっけ。


 そんな風に毎日を過ごしているうちに僕は8才になった、明日からは魔法文字を勉強するんだ、10才の時に素質を顕現させるからその時に備えて予習をしておくんだって、わくわくしてたまらなくてなかなか寝付けなかった、結局寝付くまでリリィが一緒に居てくれたんだ。

 翌朝、リリィに優しく起こしてもらって目を覚ました、今日から魔法文字の勉強だ!リリィはたくさんの事を知っていて、1つ1つ丁寧に僕に教えてくれた、きっとリリィは何でも知っているに違いない。


 魔法文字は思っていたよりもずっと難しくて、たくさんあったから覚えるのは大変だった、リリィに合格を貰う頃には僕の10才の誕生日はすぐ目の前に迫っていた、今日もリリィとたくさん話ながら勉強をする、ああ!早く誕生日になればいいのに!







 待ち望んでいた誕生日がやって来た、今日はパパとママも一緒にお城に行くんだって、嬉しいな!パパもママも忙しいからあんまり会えない、だけどいつも僕の事を大事にしてくれるんだ。

 お城に着くとおっきな広間に連れてきて貰った、すごい!きっとうちにある広間よりも大きい、凄いなぁ。回りを見ていたらお爺さんが声をかけてくれた、僕の席に案内してくれるんだって、何人も座っている子ども達の横を通りすぎて随分と前の方の席に案内してくれた、前には2列位しかない、僕はそんなに小さくないのになぁ……

 それから少しして僕の1つ前の席が埋まり、そのちょっと後で1番前の席が埋まった、これで全員なのかな?凄くたくさんだ!こんなに大きな広間が半分も埋まるんだもの、きっと近くの子どもはみーんな来たに違いない。


 しばらく待って退屈を持て余し始めた頃、遅れて2人が1番前に座った、寝坊したのかな?悪いんだー

 1番前に座った子達が落ち着いた頃、突然扉の近くで音が鳴った、きっとこれがリリィの言っていた合図だ!慌てて立ち上がると周りの子もみんな立ち上がっていた、良かった!間違っていなかった!

 みんな立ち上がると扉が開いておじさんが出てきた、きっとすごく偉いおじさんなんだと思う、壁際に立ってる騎士の人達が硬くなったのが分かったもの。


 おじさんのお話が終わると男の人が8人位、何かを持ってきた、きっとあれで素質を測るんだ!それは4つ、少しずつの隙間を空けて並べられた、僕たちが横に並んでいるのも4人、なるほど良くできてる!


 前の子から順に呼ばれてそれの前に立つ、両手を使って埋め込まれた水晶に触れると、それぞれの属性の魔法文字が光ったり光らなかったり、あれで魔法の適性が分かるんだ!でも、横に何かの名前が出てるのはなんだろう?1つだったり2つだったり、多い子は4つも出ていた!


 やっと僕の番が来た、側に控えて居た人が小さな声で教えてくれる、僕は教えられた通りに水晶に両手を当てて祈った、僕の素質を示して!ってね。


 魔法文字は全部光った、雷と氷が1番キラキラしてて、その次が風だね、その次に光と光りかたが小さくなっていって次が火と水が同じ位最後に土と闇が少しだけキラキラとしていた、今までの子達もみんなたくさん光らせていたから安心した、横にある文字もたくさん書いてある、全部で…7つだ!ふふふ、見たなかで1番多いぞ、これできっと皆喜んでくれる!


 水晶から手を離したあとは他の子と同じように他の部屋に連れていかれた、ここで子どもたちだけで話してもいいんだって!






 随分と待った気がしてお腹が空いてきた頃、リリィがやって来た、他の子達も皆メイドさんが迎えに来てる、ずっと話しかけてくれていた女の子にバイバイをして僕はリリィと一緒にパパとママの待っている馬車へ向かった、今日はパーティーを開いてくれるんだって!楽しみだ!


 開いてくれたパーティーはとても楽しくて、1つ年下の妹もとても喜んでいるみたいだった、良かった、あまり会うことのない妹だけど、大事な妹には違いないもの!


 夜、いつも僕の前ではしっかりと制服を着こなしているリリィがネグリジェを着て僕の部屋にやって来た、今日から10才だからこれからは一緒に寝てくれるんだって、変なの。でもリリィと一緒に眠れることは凄く嬉しい!しっかりと抱き付くと凄く落ち着いて、朝までゆっくりと眠ることが出来た。





 それから3年、僕の初めての学校へ行く年になった。

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