第八壁 身体で覚えれば難しいことなどない
「ぬぉおぉ!!!」
「全然集まってないぞー。ちからぬけー」
俺の魔術特訓はまったく進んでいなかった。
「わかっんねー!」
「しかたない。一旦休憩にしよう」
俺たちは小一時間休憩することにした。
今日で特訓は7日目になり。1ミリも進んでない俺たちを見てリサはソワソワしていた。しゃーないなぁ
「じゃあリサなんか解決法ない?」
「おう!あるぞ!!」
うわめっちゃ楽しそうに飛び跳ねてらぁ。
「じゃあいくぞ!」
ブンッ
大岩が俺に降ってきた。
「ヒュッ…うおああああああああああ!!!!」
俺は全力で横に飛んだ。
「あぶねえだろ!!!!!」
「いま避けるために脚に魔術使えてたぞ」
蛇がマジかよみたいな顔で言った。
「どんな感覚だった?」
どんなって…なんか自然に足にスって力が来て…
「それを腕に来させる感じ…いやむしろ…」
体全体にこさせれば…
キイイイイン
「全身魔術武装完了だな!」
リサが得意げに言う。蛇は引いているが。
「これが…魔術」
もう少し送る力を強くすればどうなるんだろうか。
「ふっ…うおおおお!?!?」
ズオッ…パンッ
一瞬は半端じゃない魔術が身体を包んだがすぐに身体を強化していた魔術が弾け飛んだ。
「制御出来ない魔粒子は飛んでいくぞ。次はその特訓だが…リサの方がお前には適任だな」
そういうと蛇は寝てしまった。腹を出して。




