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第四壁 普通壁は素手では削れない

蛇の師匠は赤子の蛇を拾って育てたとかなんとか

「はらへった…」

「まだ終わってねぇじゃねぇか。早く打て」

「馬鹿か!」

相も変わらず俺はタイプライターを打ち込んでいた。修行行くとか言われてから26時間が経過している。なんで覚えてるかってそりゃ寝てないからだ。

「おいおい早くしてくれ。修行日がズレちまう。あのアホに怒られんだろ」

蛇は熱いコーヒーをすすりながら言った

「あのアホって誰さ。もしかしてだけど女?会う約束でもしてた?」

そうニヤニヤしながら言うと蛇は露骨に嫌そうな顔をした。

「出来れば会いたかねぇな…」

そう蛇がいうと女の声が聞こえた。

「つれないねぇ?オムツ替えてやったのは私なのに、それにいつまでくまの布団使ってんだい」

その女は明らかに蛇より若くだが服装は古くその眼は反抗期の子を見るような目で蛇を見ていた。

「どちら様で…」

「来やがったなクソババァ!!来るなっつったろ!!」

蛇は飛び上がって熱いコーヒーを落としてまたマグカップを割った。しかもよく見たら俺のお気に入りだ。シバキマワシタロカコイツ…

「そっちが言ってた歩くんかい」

しかも蛇をフル無視している。

「え、はい。そうです」

「ふむ…」

うわ身体ベタベタ触ってくる…

「ふむふむ…ちょっとなんでもいいから魔法使ってみな。」

そして急すぎる

「えっと…[地獄の壁](ヘルウォール)

バキ

あ、天井削れた。これはおこられる。

バキンッ

「ふん…脆い壁だね。」

あれ?素手で壁割ってるの気のせい?

「ルーンは打ち込み終わったかい?」

「あれですか?タイプライターの…まだですね」

「これかい。ま、こんなもんだろ」

おい待てこっからタイプライターのおいてある机まで15歩はあるぞ。気づいたらそこにいやがった…

「よし。蛇!山に連れてくよ!」

「あぁ…」

Why?Picnik?

「ちょっとまっ…て?」

そこは既に山の中であった。

リサ"ストロング"オーガ=リトル

【魔法士官特等階級】

蛇の師匠。ストロングは魔法名。生まれた時の親の魔力によって変わる。

魔法名は親が一定以上の魔力を持っていないとつかない。

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