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第二壁 森のくまさんは優しいが実際のくまさんは凶暴

慣れなさすぎて投稿間違えるとは…

死にたくない…あれ?意識ある?ここ天国?

「…ろ」

ん?天使の声?にしては濃い?

「…きろ」

あれ?おっさん?

「全部声に出してんじゃねぇ!ぶっ殺すぞ!」

スパァン!

頭に激痛俺は500のダメージを受けた。

「あれ?生きてる…?」

困惑しつつも俺はハッとして助けてくれたであろう天使のおじさんの方を見た。

「おう。死ぬか?」

そこには剣撃系魔法のあの人が座っていた。

「なんだ夢か…寝よう…」

「…[死の…](デス…)

「あぁああああああ!!!ごめんなさい起きます!!殺さないで!!!!撃たないで!!!」

一体何が起きてるんだ!?!?俺を殺そうとしたおじさん俺の目の前で看病をしていてよく見ると寝具はピンクのくまさんだ。

「かわ…」

「おい。」

「は、はははははい!!?くまさん!!?!?」

俺はびっくりして古典的に飛び上がってしまった。

それを見てフッと笑いつつくまさんのおじさんはこう聞いてきた。

「お前。魔法は好きか?」

「…え?」

この質問ははっきりいって おかしい 。

魔法が嫌いな者などまずいないとされているこの時代。さらにこの人は魔法の中でも上位の魔法を使った。相当の修行がいるはずだ。なぜ…

「さっさと答えろ。」

くまさんは不機嫌そうに煙草の煙を吐いて言った。

「正直盾魔法しか使えないので…くまさんは嫌いなんですか?」

「あぁ…俺はきr…くまさん?」

あ。ミスった死ぬわ。

「ク、ククク…アーッハッハッハ!」

わ、笑ってる?大爆笑の中の大爆笑だ…

「フーっ…いやなに。俺の渾名は路地裏の悪魔なもんでくまさんとはな…」

いまにも笑いそうだ…あれ?

「そういえば部下さんは?さっきからいませんよね?」

「あ?アイツらはお前助けるっつったら勝手に失望してかえりやがったよ。」

そう言ったくまさんの顔は神妙な面持ちに変わっていた。

「俺は魔法士官になりたかったんだ。だが俺は落ちた。俺が剣撃しか使えないからだ。」

「ま、まるで俺だ…俺も盾魔法しか使えないんです!」

そう言うとくまさんは似合わないほど優しく微笑んだ。

「自慢することじゃあねぇがな。」

しばらくの間耳にオイフォンが流れた。

沈黙を破ったのはくまさんだった。

「お前は…自分が強くなれると思うか?」

くまさんはこう続けた

「なれると思うのならここに残れ。それと俺の名前は蛇だ。明石切 蛇[あかしぎり へび]だ。」

そう言うとくまさんならぬへびさんは台所の方に消えた。

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