突然のアレ。お詫び
先に謝ります!ごめんなさい!
「歩役の山田さん入られまーす!」
「お疲れ様でーす」
〜都内会議室前〜
今日はプロデューサーからお話があるらしい。
次のあれにしては早いなぁと思う。
ガチャ
「お疲れ様でーす」
「おつかれーい」
そこには既にメインキャストの全員が集まっていた。
「さて。君たちに重要な話がある。」
さてさて今回はどんな爆弾が…
「この小説。駄作感出てきたから辞めるぞ。」
…
「「「「はああああ!?!?」」」」
うそ!?うそでしょ!?そんな急に!?
他のみんなも動揺が隠せないようで1番は蛇役の藤堂さん、コーヒーを頭からかぶってのたうち回っていた。
「どういうことですか!」
リサ役の峯田さん。アイドルもしている。
「どうって言われてもなぁ…」
「ご説明いただけないのであれば訴えるという手もございますが?」
オパール役の岸くん。ジュノンボーイだ。
「まぁひとつ言い訳するとしたらこうだ。」
「俺もうこの世界観無理!ごめんな!書けないから!」
元も子もない。こんなこと言われたら訴えようが何しようが書けなさそうだ。
岸くんはため息をついて席に座り直した。
「とりあえず無理だから俺帰るね。おつかれーっす」
「「「「待てぇぇえええ!!!」」」」
〜結局帰られました〜
「どうしますよ。お疲れ様会します?」
藤堂さん楽しみにしてたもんなそれ。
「行きますか?藤堂さん楽しみにしてますし」
俺がそう発言すると岸くんと峯田さんは同意してくれた。
「「「「かんぱーい」」」」
「いいんですかねこれ。まるまま小説に載るんでしょ?」
岸くんが言った。たしかにこれ小説に乗るのはなぁ。
30超えたおっさん混じえて20ぐらいの若いのが酒飲んでるだけだし。
「いいんでねーの?」
酒飲みの34のおっさんが言った。
「あれもこれも全部プロデューサーのせいよ。申し訳ないけど枝豆くってるのしか客には見せらんねぇでしょう。」
藤堂さん飲みすぎでしょ…
「まぁそうですね…」
その後はしばらくの間どうでもいいが続いてお開きとなった。
これでもう、俺死なは終わりなのか…
そんな俺に電話が来た。
prrrrピッ
「もしもし。山田です。」
それはプロデューサーからの電話だった。
「山田くんごめんな。忙しくてかけないんよもはや。みんなにもフォローお願い。あとね」
「?はい。」
「読者にも謝っておいてね。んじゃ」
プツッ
…
…
…
「ふざけんなあぁああああああああ!!!!ごめんなさああああああああああい!!!!」
お詫びこんな形で終わらせ申し訳ないです。
でももうかけません。なぜかと言うと
世界観に置いてけぼりにされたのは読者の皆様ではなく僕でした。




