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第11壁 その名も

禍ノ夢。それは終わりの始まり

「おぉぉおらぁ!!!」

ふたつの盾はいい感じ目に刺さった。

「ぐおおああああああああああああ!!!!」

熊はいっそう凶暴さを増してしまった。

これはやってもた。

大熊は次々に拳を繰り出し土地を破壊している。

「ゴラァ!!足止めしろっつったろ!!」

蛇がそう叫んだ瞬間熊はパキンと凍りついた。

「え!?なにこれ蛇の技!?」

「俺が剣以外使えるとでも?」

蛇はよりいっそう警戒心を深めてそう言った。

「いまのは大魔法だ…並の人間が打てる魔法じゃねぇ…来い。歩」

俺達は魔法の発生源と見られる方へ歩き出した。その時向こうからある一体のロボットが現れた。

いかにも旧式そうでドラム缶に手足がついたようなロボットだった。

「…こいつは!…逃げるぞ!!!」

蛇が戦慄して言った。

「アレは殺戮兵器だ!」

「敵生体確認。排除セスベシ。」

バキバキバキ!!!

氷が近づいてくる。これは間に合わない!!

その時逃げる2人の間に煌めく赤い蝶が通り過ぎた。

何故か俺達は振り向いた。それに目を奪われたか。気になっただけかは知らない。

蝶はいつの間にか人へ凍りついた場所はいつの間にか焦土に。機械は鉄の塊となっていた。

そこから意識はない。

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