第1壁オーブン無しでパンは焼けるが魔法無しで人生は歩めない
俺の名前は覇道 歩!成績優秀容姿端麗才色兼備!!もちろん嘘だ!!ちな、今回も魔法師学校の試験に落ちました♪(๑>•̀๑)テヘペロ
〜時は魔法至上主義時代〜
その名の通り魔法が上手くていい学校に行っていれば最高の会社につける時代だ。その中でも«特士»と言われる特殊能力者。正式名称«特殊能力戦闘機関所属士官»。コイツらは特別だ。生まれながらにして特殊能力者、その代償は指の欠如。4本の指で生まれてくることから特指とも呼ばれている。
ちなみに俺は左手は5本なのだが右手は«6本»だ。かと言っていいこともない。特殊能力というかなんというか指を鳴らすとパンなどが焼ける能力だ。正直とてもいらない。ちなみに鶏肉は火が通りきらない。
その上自分の得意魔法はこの世で最もいらないと言われている[障壁系魔法]。と言うかそれしか使えない。
と、こんなところで自己紹介は終わりなのだが…
ちなみに俺はいま人生で最大の危機に陥っている。
「おう兄ちゃん。生前の懺悔は終わったか?」
そこそこ顔のいけた男が言う。コイツは…知らないお兄さんだ…
「いやいやいやいや…殺さないという方向で行くことは…」
「まぁ無理でやんすね」「そらなぁ」「ボス!はよ殺ろうぜ!」
「待って!待って!なんで殺されるのかわかんないんですけどぉ!?!?」
「あ?なんでってお前…うちに借りた借金…ん?誰だお前」
え。
ええ!?
「人違いで殺されるとこだったんですかね!?!?」
と、俺が慌てて聞くと
「あぁ…まぁそうだが…サツに言われると面倒だな。殺すか」
「そうするでやんす!」「殺せ!殺す!」
なんか盛り上がってらっしゃる!?!?
「んじゃ死ね[鉄剣衝突]」
じょっ上位の[剣撃系魔法]!?
「アッ…[上位精霊の盾]!」
パキンッ あ、貫かれた…ドス
「あがっ…」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!!
「うっ…おぇ…」
力が抜けていく…死ぬのかな…なんか近寄ってきた…トドメ刺すのかな…一思いに死ねばよかった…くそ…俺はまだ…プツッ
そこで俺の記憶は途絶えた。
このあとの話はまた今度…
まぁ今回はこれで終わりですかね…
次回またお願いします!




