始まりの春
春。桜の舞う季節。
今日から私の、中学校生活が始まる____
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ーS市立第二中学校入学式ー
私、夏目莉緒は、今日から中学生になる。
「ついに私たちも中学生だね!」
そう言ったのは小学生の頃からの友人の明日香だ。
「そうだねー」
「そういえば莉緒ちゃんクラスどうだった?」
そう、知らない人が増える中学校生活の初めで最も重要な物といえば、やはりクラス分けだろう。
「私は未央ちゃんと一緒だったよー。明日香は?」
「私は仲良い人居なかったー!大丈夫かな?」
「そうなの?頑張れ!」
「うん!じゃあまた後で!」
「後でねー」
そう言ってお互いの教室へと向かう。
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「あー、入学式ってやっぱ疲れるなー、眠いし………ん?」
と、一人呟きながら歩いていると『校内掲示板』という物を見つけた。
どうやら各部活の勧誘ポスターが掲示してあるらしい。
周りの新入生たちが何部にする?なんて話している声も聞こえてくる。
そんな声を聞き流しながら、立ち止まることなく昇降口へと向かう。
なにせ、私は入る部活などもうとっくに決めている。
え?何部に入るかって?
そんなのもちろん、吹奏楽部だ。
初めまして!凛華というものです!
今回は初めて小説を投稿させていただきました。
第一話ではまったく本題に入れなかったのですが、これから頑張って書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします!