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第83回
リコ「なるほど、で質問に対しては?」
サクラ「まあ、俺は戦闘に関してはド素人だ」
リコ「ふむふむ、お兄さんみたいなのは珍しいなぁ」
サクラ「まさか、こういうこと、ほかのやつらにもしてると?」
リコ「いやいや、資料を見つけたのはアナタが初めてだから。初体験だよ」
サクラ「お前、何が狙いなの?」
リコ「うーんとね、おそらくアナタの技術かな」
サクラ「技術?」
リコ「そう、毒ガスのね」
サクラ「なに?お前に提供するの?俺の技術を」
リコ「そう、私。実は殺したい人がいるの」
サクラ「その年で殺したい人間?そりゃ穏やかじゃないな」
リコ「アナタは人が好さそうだし、手伝ってくれないかな?って。だからこうやって脅してるの」
サクラ「そっか。でもそういうことなら良かったよ、リコ。既にお前には俺の技術は提供してる」
リコ「え?」
その時、リコの足がふらつく。
サクラ「効き始めたな。15分くらいか。若いからもうちょっと早く効くと思ったんだがな」
リコ「アンタ、なにしたの」
サクラ「ドリンクバー」
リコ「そ、そっか。くっそ、油断したわ」
そして、リコはその場で眠るように倒れそうになる。それをサクラは抱え、床に寝かせてやった。




