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第79回
そんな質問をされ、はて困ったと考えていると、リコが注文した大量のデザートが届いた。
リコ「待ってました~!」
リコは先ほどの雰囲気はどこへいったのやら、普通の女の子のように、そのデザートを平らげていく。もう少し上品に食べろよとサクラは思った。
しばらくすると、さすがのリコも満腹になったのだろう。おなかをさすって、「ごちそうさまでした」と言った。
サクラ「1万3000円分もデザートを食うやつがあるかよ」
リコ「だってここ美味しいんだもん」
サクラ「こんなに食ったんだからほら。それ返してくれよ」
リコ「この資料が1万3000円?本当にそれだけの価値しかないと思ってるの?お兄さん」
サクラ「(ぐぬぬ……)」
リコ「ふふ」
サクラの顔には少量の汗。グラスにはもう、氷しか入っていない。
サクラ「ちょっとおかわりしてくる」
リコ「あたし、メロンソーダで」
サクラ「はいはい……」
サクラは、リコのグラスを取り、ドリンクバーへ歩いていく。
サクラ「(しかしこのリコって女なんなんだ。この資料のこともなぜ?だが、所詮は学生。侮れんが、焦らずゆっくり、機会を待つとするか)」




