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第69回

「ふぅ、着いた」


 前回きた時同様。静まり返った食堂にたどり着いた。すぐにドアに指を当て、エレベーターから出る。アキちゃんには内緒だが、はっきり言ってこのエレベーター、下りの時のほうが怖い。


「ピカピカの銀の皿に、スプーンとフォーク。そして大きな冷蔵庫がある。窓際にはたくさんの食事をするための机が置いてあった。特に研究所のようなおどろおどろしい雰囲気もなく、普通の食堂に見える。僕は名もなき合成音声に声をかけた。


「また同じところについたね」

「そうでスネ」

「ここってどこなの?」

「ここは食堂でスネ」

「いや、それは分かってるよ」


 案外、この通話相手は研究所ではとてつもない権限を持っているが、外に出ていると、あまり役に立たないのかもしれない。


 ドアを調べる。内側から外せる普通の鍵だった。開けると、そこには夜空の星が輝いていた。久々に見た気がした。


「これで外の世界に出られるんだ」


 窓を開ける。冷たい空気が吹き込む。現在9月。暑すぎず寒くもなかった。

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