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第58回
「この子はわしが独自にカスタマイズしたセキュリティロボ、名前は「奈々ちゃん」じゃ。
「は、はぁ」
「む、あんまり驚いておらんようじゃな。工学部の端くれよ!見て驚け!聞いて驚け!」
そういって、奈々ちゃんの上にまたがる幼女。
「まず、従来のサーボモーターの常識を覆すトルクじゃ。ほれ、わしぐらいの人間なら、乗せて走れるし、片腕で持ち上げることもできる」
奈々ちゃんは、軽々とマキナを持ち上げた。
「うお、確かにすげえな。どうなってんだ?」
「これもわしがここで研究した成果じゃ、ふふん。仕組み知りたいじゃろ?まあこれもいずれはどっかの会社に権利を売っぱらってしまう予定じゃから、その時になればわしの理論も公表されるじゃろうて、ってなにしとるんじゃー!?」
「なにって……普通に分解だけど」
「人のロボに勝手に触れるな!バカたれ!奈々ちゃんはシャイな女の子でな、急に男に触られると……」
ギギギギギギギイ…




