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第55回

「今の私の気持ちを結論関係なく話しておくとしたら、大いにマキナさん、ミカドくんと協定を結ぶことはとても私に価値を感じるかな」

「どの辺に?」

「まず、ミカドくんという存在はずば抜けて戦闘経験があること。これだけで命を落とす危険がかなり減ると思う。とてもじゃないけど私だけじゃ兄を探すことは困難。そしてマキナさんの存在。マキナさんは私の兄のことを知ってる。それだけでだいぶ私は興味が消えない。もっとマキナさんの話が聞きたい」

「ああ、話ならなんでもしてやろうとも」

「けれど、アナタたちへ信用していいかどうか、あともう一押し欲しいですね」

「信用かぁ、まあワシらが何かしらの都合、もしくは隠している情報があって、おぬしらの命を狙ってる場合もあるじゃろうしな、それを完全に否定することは今のわしらにはできんなぁ」

「ですよね」


 笑いながらメイは言う。


「まあ、10年もの間、ろくに顔も出さずずーっとわしは研究ばかりやっとったからのー、もっとこんな日のことも考えて人徳もあげておくべきじゃった……」

「なるほど、信用の上昇に関してはお手上げという感じなんですね」

「そうじゃのう」


 少し考えるメイ。


「うーん、でしたらその協定、私は受けます。その代わり少しでも変な行動や発言をした場合、その時遠慮なく疑います。納得いかなくなった瞬間にこの協定は白紙になる。これでどうでしょう?」

「うむ、いいじゃろう。同時にわしらも、おぬしらにおかしな挙動や発言を感じたら、それを問う権利をもらうぞ」

「もちろん、構いません」


 メイは受けるようだ。


「ほんなら、俺も受けようかな。ミカドのさっきの挑発じみた発言にはひっかかるけど、実際事実俺ら二人だけじゃなんともできねえ」

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