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第53回

「本当か…」

「そのための、ミカドじゃ、このくらいのことは想定しておったが、まさかセキュリティロボを使うとは…ヤツめ、抜け目がないのう」

「どういうことだ?」

「さっき紹介されたように、わしはこう見えてもセキュリティロボの企画者じゃ。今は本州のある研究チームに権利を売って、この島での開発はなくなったがのう。つまり、この島、というよりかは学校は何かと融通が効くんじゃ。凶暴な殺戮マシーンを新規に購入するのより、汎用性の高いセキュリティロボを改造して、殺戮マシーンにしてしまったほうが、格段に安く上がる。ハチは新米教師でありながら、おそらくなんらかの方法と技術者の強力で、この島に殺戮マシーンを大量に作り上げ、この学校に眠らせておったに違いない」

「何のために?」

「さぁ、まずは自分自身を保護するためじゃろう。この見取り図を見よ」


 マキナは机に、ある用紙を置いた。コピー用紙の中には、本校舎の地図が描かれている。


「放送室は49階にあるんじゃ。エレベーターはもちろん電気が止められていたため付けなかったぞ。そこに辿り着くにはやはり階段のみ」


 説明が遅れたが、この学校は100階建てだ。一番上は、雲の上。雲がない日は、天上が見えるが、先っぽが遠すぎ、細すぎて針のように見えるほどの高さだ。この地域では地震が少なく、おそらく建築基準法を相当破ったとんでもない建設物かと思う。ある生徒の話では、風で本校舎が揺れているとの目撃証言もあった。


「放送室…ハチはそこに」

「まあ、本当かどうか怪しいがのう、ひとまずミカド。いけそうか?」

「うーん、実は結構シュンさんから貰ったダメージがだいぶキてるんですよね。グラウンドや特別科の校舎レベルのセキュリティロボなら全然難なく倒せるとは思うのですが」

「そこは、あれじゃ。メイとやらに回復してもらえばええじゃろう」

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