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第49回
理解した、と無言で数回頷くマキナ。
「では、シュン。お主は?」
「俺は……」
一瞬考える、とりあえず本心を言うことにした。
「本当は、宝だとか過去の話なんて微塵も興味ねえ。はやくこの学校からだって逃げたいよ。だが、メイのことを放おってはおけない。だから付いてきてる」
「ほう、お主らコレなのか?」
小指のみを立てるマキナ。
「違うわ!」
「ふふん、まあええじゃろう。ではワシらの目的を教えてやろう。ワシらは今日この状況を事前から察知していた」
「なんだって!?」
「ふむ、だが色々と想定外のことが起きた」
「想定外?」
「ハチは死んでいるはずの男だということじゃ」
「死んでいる!?」
そんなバカなことがあるか。
「まあ、信じられぬが、事実、朝礼で立っておったのはハチだった。記憶から10年歳を取っているが、紛れも無く本人じゃった」
「死んでいると考えていた理由は?」
「さっきの話からまた数カ月後、毒ガスによる生徒の大量殺人があったのじゃ、主犯が学校じゃ」
「なぜ学校がそんなことを……」
「一度島自体をリセットする計画があったのじゃ」
「リセット……?」




