第24回
メイの魔術はどれほどなのだろう?俺は無防備にドアを開けた。廊下に出るとさっそくセキュリティロボが追ってきた。
「さっきのようにはいかないぜ」
機械的に自分めがけて撃ち込まれる弾道。避けろと言っているようなものだった。おそらくメイは2階は難なく突破したようだ。念のためにスタンガンでショートさせておく。そして俺は階段を降りた。
「シュンくん、かっこいイ!」
1階に到着。こちらのセキュリティロボは、2階のに比べて装備が貧弱だ。今の自分だと能力の歴然な差が手の取るように分かる。一応こいつにもスタンガンを当てとくか。
「ふぅ、掃除完了…と」
この能力とスタンガン、相性いいな……戦闘は久しぶりかもしれない。心拍数が人間のスピードを軽く超えたおかしいスピードで刻んでいる。もうこのぐらいでいいだろう。俺は能力を解いた。
「ふぅ、疲れた……」
「お疲れ様、シュンくん」
「ああ、まあこれぐらいなら逆に血行にいい運動かもしれないな」
「いや、お見事だよ」
知らない声と、小さな拍手が聞こえてきた。
「げ……」
見られてたか。
「まるで、弾道が予測できてるみたいだね」
「誰だ?」
「僕も生き残りですよ。まぁ、落ち着いてください。別に敵意は無いですから」
辺りを見回すと、下駄箱の上に男が一人座っていた。なぜかそいつはうちの学校とは違う制服を着ていた。白ランを着ている。少し俺よりも背が低い。ひとつ学年は下のように見える。




